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女芸人2020が最高だった話

※9月くらいに別のnoteに書いた話の再掲です。

やー、今週のアメトークは素晴らしかったな。

若者のテレビ離れなんて言われる中、テレビばかり見て過ごしているわたしでも、旧態然としたテレビのあり方をよしとしている訳ではないので、ブスいじり・黒人いじり・オカマいじりなど、“いじり”と言う言葉で丸めて、世界的な意識の変化を気にも留めず堂々と行なっている古い芸人を見ると、ちょっと見ていられないなと思うこともある。

ただ、現実世界では笑いと不快の境界線を神経質にさぐらなければいけないから、お金をもらっていじられることを生業としている人たちを見て何も考えずに笑えるのは従来のテレビのいい所でもあったので、近年のダメなことが増えて居心地の悪そうな大人たちを見てもなんとなく素直に楽しめない。

わたしの好きな、頭を空っぽにして楽しめるテレビはどこにいくんだろう…と思っていた。


そこで今回のアメトーク、女芸人2020である!!(ドーーーーーン)

きれい系⇄見た目インパクト系と軸を設定したマトリックスに女芸人を配置していた前半パートでゲンナリして見るのをやめてしまった視聴者がいたら本当にもったいないので、ぜひ後半まで見てほしい。


詳細を面白く伝えられる自信はないので割愛するが、ちょっと前にみちょぱすごいぞ芸人をやっていたのと同じ番組とは思えないほど急速にジェンダーの概念を学習したのがわかって、ちょっと感動してしまったくらいだった。
(↓その時の胸クソな思いをしたためたnoteはこちら)

ヒールとしてのサーヤに煽られる形で、先祖が継いできた笑いを守りたい!!と言うよしこの発言を聞いたら、いつもと同じことをやっているはずのよしことまひるまでめちゃくちゃ面白く見えてきて、久々にテレビを見ながらゲラゲラ笑ってしまった。


この時代はもう、いじられる側が自分のスタンスを明確にしないと、いじりで笑いを取るのは難しいらしい。

ガンバレルーヤは笑って良いんだよと大きな声でよしこ自身が宣言してくれたことで、わたしの頭の中は空っぽになった。

ありがとうサーヤ、ありがとうよしこ、ありがとうみんな!!

いじられたくない人はいじられなくて良いし、いじられたい人はいじられても良い。それが多様性ってやつだよね。

子供の価値観養成に大きな影響を及ぼすメディアであるからこそ、いじられたくない人に基準線を合わせざるを得ない部分があるのはしょうがないが、低レベルな内容で外聞も気にせず笑える日があったって良いじゃないか。

cookdoで作った麻婆豆腐は辛すぎたけど、たくさん笑ったし、残業も少なかったし、今夜もよく寝られそうだ。

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