【韓国語勉強法】独学でTOPIK6級に合格!留学環境を再現する5つの習慣とポイント
最近、韓国にワーホリや語学留学に行かれている方を以前よりも多く見かけるようになりました。留学は、言語の上達はもちろん、文化や価値観を直接学べる大変貴重な機会です。
しかし、中には子育てや仕事、金銭面など様々な事情で留学が難しい方もいらっしゃると思います。私もその一人でした。
留学しないと語学力は伸びないのか?
答えは”NO”です。留学せずに語学力を伸ばすことはできます。実際に私は留学なしで市販のテキストで独学し、約2年半で韓国語能力試験の最上級である6級に合格することができました。
初中級から脱出して上級者になりたい
独学で会話力、リスニング力を伸ばしたい
韓国語学習を習慣化したい
お金をかけずに韓国語ができるようになりたい
ひと通りテキストはやったけど、次に何の勉強に進めばいいか分からない
このような方のお役に立てればと思い、私が留学なしの独学で上達した勉強法と習慣をまとめたいと思います。少しでも勉強の参考になりますように!
私の語学力について
まず簡単に私の勉強を始めた経緯と語学力についてお話しします。
大学のサークルで年に1度、韓国の大学生と活動する機会がありました。簡単な韓国語を覚えて行ったらすごく良いリアクションをされたのが嬉しくて、少し勉強してみようかなと軽い気持ちで始めました。
当時、学生でお金がなかったので韓国語教室は利用せず、市販のテキストを使ってハングルから覚えました。地方の小さい本屋でしたが、本屋に置いてあるハングル検定1・2級のテキスト以外はほぼ全て目を通したと思います。
猛勉強の結果、約半年でTOPIK4級、約2年半でTOPIK6級に合格しました。
(試しに受けてみた語彙力テストだと韓国人の高校生レベルでした!)
留学なしでも語学力が伸びた秘訣
私は、韓国語学科出身でもなければ、留学経験もありません。それでも2年半と比較的短期間で合格できた理由は、日本にいながら韓国に留学しているかのような環境を自分で作り、密度の高い学習を継続したからだと思っています。
読む・聞く・話す・書くを習慣化し、韓国語のシャワーを浴び続けることが一番の上達のコツだったと振り返って思います。
今はネットで誰でも簡単に情報を得られる時代なので、韓国に居なくても、工夫次第で誰でも韓国語漬け生活を送ることが可能です。
そのために実践した5つの方法・習慣を紹介します。
1. NAVERで検索
韓国好きの方は、既にご存知かもしれません。簡単に言うと、NAVERとは日本でいうYahoo!のようなもので、様々なサービスを提供するポータルサイトです。ニュースやショッピング、ブログなど様々な機能があります。
日本語で書かれた韓国の関連記事を読むのではなく、気になるワードを韓国語で検索して韓国語の原文のまま記事を読むようにします。
例えば、私の場合だとこのようなテーマで検索することが多いです。
興味のある分野を、毎日1記事をノルマに必ず読むようにしています。(アプリをダウンロードして、すぐ開けるようにしておくのがおすすめです。)
ノートに書き写して、知らない単語や表現は蛍光マーカーで線を引き、自分用のテキストを作ったりもしていました。
また、画像検索で単語のニュアンスを調べるのにも大変重宝します。
単語帳を自作
特に大切なポイントは、読むだけで終わらせないことです。知らない単語が出てきた場合は、NAVER辞書アプリで調べて保存しておき、後で自作の単語帳にまとめて確実に覚えるようにしていました。
Androidの方:ダウンロードはこちら
勉強を始めたての頃は、試験対策で長文を見ると「うっ・・・」と思うことがあったのですが、毎日韓国語に触れているとだんだん慣れてきてと驚くほど読む速度が上がりました!
2. HelloTalkで作文→ネイティブに添削してもらう
流暢な人の特徴
私がこれまで出会ってきた韓国語が流暢な人の特徴の一つとして、「言いたいフレーズが瞬時に、自然な訳で言える」共通点があります。さらに細かく分解して言語化すると、下記のような特徴を持っています。
では、どうやってこのスキルを伸ばしていくかですが、私は『HelloTalk』というアプリを活用しました。
具体的なやり方は4ステップ。何かのテーマについて文章を書き、添削してもらう、その文章を繰り返し音読して話せるフレーズを増やしていくというシンプルな方法です。これを週2回以上をノルマとして継続しました。
続けると使える単語&文法が次第に増えていき、実際の会話の時に話したいことが韓国語で言えるようになります。ポイントは、中上級向けの文法書を参照しながら、使い慣れていない文法をあえて入れ込むことです!
私は下記のように韓国人との会話で使えそうなテーマで作文していました。(カンニングペーパーを作るイメージです!)話したいことベースだと単語をぐんぐん覚えることができます。
話したい内容から逆算して覚える→ネイティブと話して実践→復習→また話す→…
これを繰り返して成功体験を積んでいくと、モチベーションが湧いてきてどんどん上達します。
私は、韓国人の友人に会ったら話したいことを文章にして添削してもらい、次に会った時までにその内容を完璧に話せるようにぶつぶつ独り言で練習していました。
話したいテーマが思いつかない場合、こちらの本を参考にしても良いと思います。分野ごとに単語や文法が既にまとまっているので、考える手間を省きたい方にはおすすめです!
3. 韓国版TED『세바시』を聞く
ある程度、基礎的な語学力がないと難易度はやや高めにはなりますが、専門分野の良質なスピーチを無料で聴くことができるので、やらない手はないです!
세바시(セバシ)を使った勉強法
日本語字幕で見る(分からない単語があれば調べる)
韓国語字幕で見る
分からない単語・文法を調べてノートにまとめる
1週間毎日同じ動画を見る、ラジオ代わりに飽きるくらい何度も流す
シャドーイング(一緒に発音する)
YouTubeだけでなくPodcastでも同じ講演が聞けます。私は最初にYouTubeで動画を見た後、Podcastで繰り返し聞くようにしています。
おすすめの動画、貼っておきますね!
4. 韓国語で本を読む
語彙を増やすために効果的だったのは、読書です。普段使わない形容詞や詞的な表現に出くわす頻度が高いので読解の練習に最適で、試験の長文問題も気後れしなくなりました。
初心者には短めのエッセイ、上級者は小説がオススメです。
一番のオススメは、「좋은생각」という月刊エッセイ集です。1日1ページの読みきりのエッセイになっているので、継続しやすい点が良かったです。(心温まる良いお話にほっこりします)
試し読みはこちら:https://product.kyobobook.co.kr/detail/S000214507999
✅ 下の方にある「eBook미리보기」を押すと試し読みできます!
オンラインで海外配送&電子書籍を購入
『Yes24』『教保文庫』を利用してオンラインで購入し、海外配送してもらう手もあります。送料が5,000円前後しますが、韓国に行って持って帰ってくる手間を考えると案外お得かもしれません。
購入方法は、Googleの日本語翻訳を使って、会員登録&カード番号など必要な決済情報を入力すればOKです。何度か利用したことがありますが、注文から約1週間前後で届きます。(※在庫や居住地による)
また、eBOOK(電子書籍)だと紙の本より安い場合が多く、決済後すぐに読めるのでオススメです!
5. ネイティブと会話する
言うまでもないかもしれませんが、会話での実践は本当に為になりました。改めてネイティブとの会話が重要だと実感した出来事があります。
TOPIK4級(中上級レベル)に合格して間もない時期に、日韓交流会に参加した時のこと。
教科書で「몇 학년」と文字を見れば一瞬で分かるのに、ネイティブの発音で聞いたら理解できなかったという出来事がありました。
ネイティブとの会話で聞き取れない原因を考えると、だいたい「日本語の意味を知らない単語」or「発音された韓国語がどんな字か分からない」場合でした。見て理解できるだけでなく、聞いて理解できる単語を増やすことが重要です。
濃音、鼻音、激音…などテキストに発音規則の説明が書かれてありますが、私は理論はほぼ覚えていません…。日本人が、金髪(きんぱつ)、白髪(しらが)、黒髪(くろかみ)と規則を知らなくても勝手にそう読めているように慣れだと開き直っています。笑
先ほど例に挙げた経験をきっかけに、テキスト中心では限界があるなと身に染みて感じ、積極的にネイティブと会話する機会を設けるようになりました。
会話は、送信(話す)と受信(聞き取る)を同時にできるので勉強効率が高い上に、一番楽しく継続できた方法でした。
他にもネイティブと会話するメリットはたくさんあります。
ネイティブと会話するメリット
ネットで調べれば日韓交流会などたくさんヒットしますし、先に紹介した『Hello Talk』などのサービスを使用すればオンラインでも簡単にネイティブと交流することができます。
ある程度話せるようになった後ではなく、早い段階からネイティブとの交流機会を作ることで勉強の効果を加速できると思います。
【まとめ】韓国語漬け生活を習慣化すれば、必ず上達する
上記で紹介した5つの方法で「読む」「話す」「聞く」「書く」をバランスよく鍛え、加えて単語帳作成と音読(シャドーイング)で自分の血肉になるまで染み込ませること。
これが私が独学2年半でTOPIK6級に合格するために実践した習慣です。
◎1日の予定・行動に組み込む→習慣化
毎日歯磨きするのと同じように、やらないと気持ち悪い状態に持っていくのが苦なく継続するポイントです。いつ:何を:どれくらいを決めて、年単位で継続すれば確実に伸びます。
勉強は必ずしも座ってテキストを開かないとできないものではありません。
座っていなくても耳さえ空いていれば、家事の合間や移動時間も勉強時間に充てられます。
1日5分でも10分でも多く、韓国語に耳を口を慣れさせること。短期間でもメキメキ伸びます。私が保証済みです。
以上、私が留学なしの独学で上達した勉強法と習慣でした。
ここまで長い文章を読んでくださり、ありがとうございました!少しでも勉強の参考・モチベーションになれば嬉しいです。
これからおすすめのテキストの紹介や単語の覚え方のコツなど、様々な記事を投稿していく予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください〜!
あんにょん!