エウレカ

いつだって変容を受け入れるがために、我々は使命を帯びている。
グリッチの入った画面越しに現れる有毒な情報。
結局これはたちの悪い「ゲーム」なのだ。
何も気に掛ける必要はない。
我々はやるべきことをやり遂げるだけなのだ。

この計画が始まってから約三年の時が経った。
既に飽きそうになっているメンバーもいるのだが、簡単だ。
そういう人員は見せしめに侮辱されればいいのだ。
一種の危ない宗教とも取れるだろう。
だがこれでいいのだ。こうでなければ。
我々は身を持ち崩してしまうから。

例えば自己管轄区域をはみ出た思考の果てには
忘却か消滅しか残っていないとも取れるのだ。
かき乱すリズムには終止符を。
理解の出来ぬ者には断罪を。
その時は刻一刻と迫っているのだ。
たとえ「私」が失われようとも
皆がまとまりを持てるように
突き進んで行けるように。

…何見てるんだ

サントス:いえ!覗こうとは思っていなかったのですが。すみません。

ゾイー・スミスがログインしました

ゾイー:すみません!間違って入っちゃいました!
➠あれ!これは日記ですか?流石隊長、日記までつけられていらっしゃるんですね…!

読むなあああ

サントスがゾイーを退室させました

…ありがとう。

サントス:いえいえ〜 :)

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