地獄は続く
カッターを握り締めて死にたいという我が子を前に、心中が頭を過ぎるクリスマス。
夫を亡くし、子をも亡くすのかな、わたし。
前世で何した、核ボタンでも押したかな。
死にません、お迎えが来るまでは。
わたしはまた悲しくても、狂ったまま生きます。
なんとなく、そうです、分かっています。
わたしが狂ったまま溌剌と生きるから、子どもはおかしくなるのです。
言葉か、行動か、時間か。
何か、この状況を変えてくれるものはありませんかと思う。
これは、よくある思春期の一部なの?
わたしにはわからない。
明日、子どもが死んでいたらどうしよう。
どうしよう。