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長女の気分転換の為に海へ

日曜日、夫と長女と私の3人で久しぶりに遠出した。

下2人に声は掛けたけど、行かないと言うので、2人はお留守番。

天気は曇りだけど、いざ海へ!

家を出たのは朝4時半。
車はスイスイと目的地へ走る。

目的地である海に着くと
何も遮るものがない広い広い海。
そして空と浜辺。

変わらず曇り空だったけど、私と娘は浜辺でのんびり過ごした。

何をするわけではなく、ただ隣に椅子を並べて座ってるだけ。

夫はその間波乗り。
だからその時間は娘と2人だけの時間。

人もあまりいないのでマスクも気兼ねなく外せる。

とは言っても、
お互い常に話しをしてるわけでなく、
好きなことをしながら、時折お喋りして静かに過ごした。

娘には

「音の静かさ」と
「穏やかな気持ちになれる時間」

が必要だったのでは、とこの時に気づいた。

その時間は短かったけれど、
娘にとっていい時間になったと思いたい。

しばらくすると、夫が海から上がってきた。
それを機に、雨がポツポツ。

車に着く頃にはけっこう降ってきた。
「セーフだったね!」なんてお話しして。

家族の団欒が団欒にならない

現在高校2年の娘が、中学に上がると部活や勉強が優先になり、家族で出かけることは減った。

でも今回のコロナによる休校で、家族で過ごす時間が増えた。

そして緊急事態宣言が出される直前、家族で三密を避けて、海に行っていた。
でもそれは娘にはとても辛すぎる時間だった。

というのは移動中の車の中で、会話が聞こえないから。

「暇だ暇だ」という息子がゲームをしようと、しりとりをしたり、マジカルバナナをした。
でも、これはみんな「言葉遊び」。

つまり耳を使うゲーム。
以前ならそれなりに楽しんでいたけど、もうすぐ17歳。

その歳の娘には幼い遊びだろう。
でも1番下の6年の弟に付き合ってくれた。

でも年齢だけではなくなっている。
去年右耳の聴力が落ちて、聞き取れていた音が聞こえなくなっている。

そんな中でも家族に合わせてくれていた。
だから、私も聞こえない娘に皆んなの言葉を伝えていた。
 
でも、スムーズに聞こえない娘は、段々辛くなり、結果ゲームから抜けて、毛布を被り隠れて泣いていたことがあとで分かった。

その経験を経て…

だから今回の外出は子供は娘だけ。
だから、私の声が下の子供達に遮られることはない。

いつもなら何度も伝えていたことが、伝わりやすかった。

たまにこんな時間が必要だったんだと、
出かけて気づいた。

実行は遅かったかもしれない。
でもこの時間を持てたのはとても大きいと思う。

帰りは中華料理屋さんに行って、美味しいご飯も沢山食べた。 

それと娘の好きなウィンドウショッピングもできた。

娘にも笑顔が出る。
でも家に近づいて来ると不安感が募り始めた。

私が気をつけることは、一喜一憂しないこと。

笑顔だった娘から不安な表情が出ても、
「不安だね、でもお母さんたちがいるから大丈夫」と伝えた。

家に帰り、下2人は2人で家で楽しんでいた。

家族でも

「別々に過ごす」

こんな時間も必要だなと感じた。


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