
ケモノ界隈と私、衝撃と出会い。
どうも、Yoruです。
前回のnoteでは簡単に自己紹介をさせて頂きました。
ここではもう少しケモノ界隈との馴れ初めを。
いかにしてケモノ界隈に出会い、そうして今まで静かに、影を追いかけるように歩み続けてきたのか。
自分のためにも、ゆっくりとお話しようと思います。
長くなりますので、よろしければお暇な時に付き合っていただければと……

すべての始まりは、いつも子供の頃から
この話のはじめは、いつも子供の頃から。
よく覚えているのが、家族と一緒にディズニーに行っていたということ。
母親がディズニーが大好きということで、昔からよくパークに連れていってくれました。そうして母親が大好きで一緒に乗らされ、絶叫系が苦手になりましたwその一連の流れで、家でもCATVを繋ぎ、リビングにはディズニーチャンネルやその他のチャンネルが常に流れていました。
そんな中で、特に惹かれていったのが
LOONEY TUNES
ディズニーじゃないんかい!!
いや、ディズニーももちろん観ていたんですが!それよりもLOONEY TUNESの方にはまっていきました。何でしょう、ドタバタ感がこっちの方が好みだったのかもしれないです。
番組表を見て、「そろそろルーニー・トゥーンズの時間じゃん!」と気づくと、わざわざカートゥーン・ネットワークに変えたりなんてして。
学校帰りに、休みの日に、観たことあるエピソードでも何回も何回も見つめて……そんな日々でした。
次第に他の作品でも、人間のキャラクターよりも、擬人化された動物のキャラクターの方に惹かれていきました。
この時はまだ、明確に「自分がケモノ好きだ」と思っていたわけではありませんが、私の心底には既に、ケモノへの好意が構築されていたのです。
TF(Transformation)との運命的な出会い
そんな無意識のうちにケモノに惹かれていたある日、Youtubeでとある動画を偶然見つけました。
それは、「男性が口を開くと、男性の頭部がモンスターに変わる」という、とても短い実写動画でした(元動画は見つからず…)。
普通の男性が映るものに、精巧な特殊メイクの映像を差し込んだ感じなのでしょうか。
そんな動画に、当時の私は衝撃をうけました。
「なんだこれ、面白い!」
「一体どうなっているんだ?」
「もっと見てみたい!!」
「人間が別の生物に変化する」という非日常感がたまらなく、その動画の関連動画をクリックしたり、Youtubeで検索してみたりと、どんどんのめり込んでいきました。
何なら、私もなってみたい、と思うほどに…
その行動は終わりを見せず、この題材を扱った絵も見てみたい、とインターネットを検索してみます。
そうしてたどり着いた先が、DeviantArt…そしてFurAffinityだったのです。
ケモノの洗礼、それは「今」に繋がる糸
TF作品を隅々まで観るために、両サイトに会員登録をし、まるで水槽の魚を見つめる子供のように目を動かします。
DeviantArtは置いておいて、いざ見始めると、FurAffinityのトップページには、「ケモノ」たちの生き生きとした姿が映っているではありませんか。

はじめはTF絵ばかりに注目していましたが、次第にそういった「ケモノ」たちにも視線が行くようになりました。
二足歩行の擬人化された動物たちが描かれた絵を見て、私の中では、これまでの人生で触れてきたLOONEY TUNESやディズニーにその像を重ねていきます。
そうしてついに気づくんです。
「私、ケモノが好きなんだ」と。
しかし、まだ「ケモノ」は空想の生き物であると思い込む私。人間の持つ、創造性の一環がインターネットに滲み出ているだけだと思っていました。
それでも、彼ら「ケモノ」の姿を見つめるのは、幸せ以外にありませんでしたけどね。
着ぐるみ動画…これは現実なのか?
そうして、Youtubeでは「ケモノ」に関する動画も探しはじめました。
すると、数々ヒットするのですが、そこに映っていたのは、着ぐるみ(ファースーツ)を着て練り歩く人々の姿。
多分、AnthroconとかMegaplexあたりの、海外のコンベンションの映像でしょうか。
その様子を見て衝撃を受けていると、個人で着ぐるみを着てYoutubeの動画を撮られているクリエイターの方々も次々にヒット。
個人名をここで挙げるのは控えますが、海外の有名なFurry Youtuberはだいたい見漁っていました。
「日常風景に存在するケモノ」
私の中で相反する存在であった2つのものが、1つに集約された姿。
この頃は毎日のように海外の界隈の方の動画ばかり見ていたし、お気に入りの動画は何回も見ておりました。だいたい5~6年くらい前でしょうか。
この頃は、「実際に会ってみたい」よりも、「この非日常を日常の中で接種したい」という気持ちの方が大きかったですね。
(これには他の理由もあるのですが、それは別noteにでも…)
うるわしきケモノ音楽(Furry Music)の世界
他の方が楽しむ数多のコンベンションの動画を見て、擬似的にファーリーコンを体感していたあの頃。
時折、ステージパフォーマンスの動画が含まれておりました。
当時の私は、大学にてバンドサークルに所属していたこともあり、パフォーマンス等の参考になるかなあと、見ていたのですが…
着ぐるみを着て、
・歌い
・ギターを弾き
・ドラムを叩き
・踊り
何ならそれを、着ぐるみを着た人たちが踊って楽しんでる姿…
「ハァッ!?え、すご…💘」
それは、とても正直な感想でした。
コンベンションで歩き、時折アクロバットしてる人もいてすごいなあ…と思っていた着ぐるみが、自分の好きな音楽、バンドをやっている。
更にメタいことを言えば、着ぐるみの視界が悪いことは知っていたので(というか分かるので)、その状態で演奏がうまく出来ているという衝撃。
この辺りから、ライブパフォーマンスや着ぐるみを着て音楽をやっている方の動画なんかも見て回るようになります。
また、そこに出ている一部の方はオリジナル曲をやっていることも知りました。
当時、私自身も丁度「音楽を作ってみたい」と思っていた時期でしたので、ケモノ界隈に向けて音楽を作ってみるのもいいかも!と思い、それがDAYFIVEへと繋がっていくわけです。
今となっては海外のFurry Musicシーンが特に盛り上りを見せ、星の数ほど増えているFurry Musicの曲の数々。
ここまでシーンが成長してくれたことに、感謝ですね❤️🔥

ちなみに…お恥ずかしながら。
↓私のケモノ音楽としての処女作です、
で、日本のケモノ界隈の話は???
とまあ…ここまでの背景があることもあり、どんどん海外のケモノ界隈には興味を示す一方、日本の界隈にはあまり目を向けておりませんでした。
別に、嫌いな何かがあるとか、そういうことではなく、単純に海外の界隈に興味があったというだけで。
SNSでも、興味のあった日本の方にフォローを送ったことはありますが、交流などは一切ありませんでした。
そんな中、日本の界隈に触れるきっかけとなったのは、2022年…
FurAffinityで、私が「コンベンションっていいよね~」という(うわべでは)ケモノ界隈のイベントに憧れるような音楽を投稿した時でした。
私が日本出身ということを知る、とある海外の方から
「日本にもいくつか有名なコンベンションあるよ~、興味があれば行ってみれば?」
という、親切で、何とも逆輸入のようなwコメントを頂きました。
色々お話をする中で、JMoFやOFFF、Kemocon等々、これまであまり知らなかったコンベンションの情報を頂きました。
勿論、海外の方がそういうコンベンションに行く動画はいくつか見たことはあったのですが、そこまでで。
ちゃんと調べてみたのは、この時が初めてでした。
すると、JMoF等の日本のコンベンションにもステージパフォーマンスがあることを発見!!!
一気に興味が湧いてきたのを覚えています。
そこで演奏されているパフォーマンスの数々を見るうちに、遂に(ようやく?)日本の界隈にも積極的に目を向けるようになりました。
まだイベントなどにはあまり顔を出せていませんが、後々行ければ……なと、考えています。
着ぐるみを生で触るまでは死ねませんね。
数々の衝撃と出会いに圧倒された先に
ということで、ケモノ界隈との歩み、関わりをこれまで振り返ってきました。
やはり、こうして自分で振り返ってみると、いかに自分のこれまでの人生が、ケモノと音楽に溢れていたか、というのが良く分かりました。
イベントなどには未だ行けておりませんが、これからも自分なりの形で関われていければいいな、と思います。
ここまで読んで頂きまして、本当にありがとうございました。
ではまた!