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好きなことが少なくなり 嫌いなことがたくさん増えた

ふとした瞬間、私の脳内に流れる言葉。

好きなことが 少なくなり
嫌いなことが たくさん増えた

米津玄師(2012)1stアルバムdioramaより「恋と病熱」


大人でも子供でもない時期に感じる「大人に近づいていること」を端的に表した言葉だなと思う。

嫌いなことが増えていくまま大人になってしまったらどうしたらいいんだろう。
これからの人生、ちゃんと生きていけるのだろうか。

自分の不安定な感情にシンクロするみたいに、ふとした瞬間この言葉が流れる。

あー自分疲れてるのかもな、と思いつつ、何年も前からこの言葉と共に
なんとか生きている自分にも安堵する。
決して上手くいっているとは言えない日常の側にずっとこの言葉がいる。

精神的に不安定になると、1日のほとんどを寝て過ごす。
ここ最近もそんな感じで、
「やらなきゃいけないこと」「やりたくないこと」「やりたいけど身動きが取れない自分」の狭間で生きている。

好きなことが少なくなってしまった自分に絶望して
いろんなことを嫌いになっていく自分に不甲斐なさを覚える。

何をしても周囲に迷惑をかけてしまうから、今すぐにでもこの世界から消えてしまいたいと思う。

自分のことを許せない。

存在価値を見出せない。

そんな私の日常。


だけどこの歌はこのフレーズで終わる。

愛していたいこと 愛されたいこと
望んで生きることを 許してほしい

米津玄師(2012)1stアルバムdioramaより「恋と病熱」


自分を、そして周りを否定していたのは
自分を否定されたくないから。

本当は愛したかったし、愛されたかった。

中学生のころ、自分は世の中に産み落とされたから仕方なく生きているような気持だった。
ただただ、惰性のまま生きていた。

今でもそれは変わっていないんだと思う。

だけど、この歌がこのフレーズで終わるのならば

私も、望んで生きていけるかもしれない。
生きることを望めるようになるかもしれない。

それが何年先になるかは分からないし、本当にそうなるかは分からないけど
私が心の底から絶望しなくてもいいようになる言葉。


そんなよるのひとりごと。

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