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日本人に伝えたいモンゴルキッズの夢

もう何年になるでしょうか・・

わたしはかねてからモンゴルの子供たちの支援をさせて頂いています。

そんな支援させて頂いているモンゴル太陽の子供たち14人が、

2014年に関西でコンサートをする為に来日したことがありました。(ディズニーランドでも開催しました。)

このコンサートを開催するために、毎年子供たち、先生総勢17名が来日し、関西とディズニーランドでコンサートを行っています。

(2020年はコロナの影響で開催できませんでした。)


このコンサートを開催するのは・・

飛行機代、移動費、食費等々、様々な経費がとても掛かります

モンゴルの方から「経費が足りないのでどなたか援助してくれる人はいませんか?」そんな連絡を受けました。


何も考えもせずに、「僕に任せて下さい。なんとかしますから」なんて答えてしまいました(笑)

私は毎月、自由が丘にて「超適当に語る会」なる、なんともフザケた会を催しており、

その際、子供たちの為の会費を1000円ほど頂いてるのですが、これが毎月毎月貯まっていき、去年はそれが8万円ほどになり、それで施設の子供たち40人にユニクロでシャツなどを買いました。

あの時の彼らの喜んだ顔は忘れられません。
いつも貯まったお金を子供たちの為に使わせて頂いておりますが・・

それでも足りないとなれば子供たちのためにお金がいるとなれば更に頑張らねば!!

そう思い、やはり自分に出来るのはしゃべることくらいなので、自腹で講演会を開きました。

数え切れないくらい講演をさせて頂いてきましたが、自分で自分の講演会を企画するのは、これで二度目でした。


会場費、ドリンク、お菓子類全部、櫻庭の自腹でした(笑)

その時の参加費として頂いたお金は100%子供たちの為に使わせていただきました。

あの時、わざわざ足を運んでくださった皆さん、また寄付を下さった皆さんには感謝してもしきれません。

あれらの寄付がなかったらモンゴルの子たちが日本に来ることができただろうか・・

そう思うと私のボランティア活動も多くの方に支えられているのだと・・支えてくださる方は神様なのだと思うほかにありません。

そして支援してくださった皆様のおかげで無事にモンゴルキッズたちは日本で夢のような日々を過ごし、帰国して行きました。


帰国前日はみんなで焼肉パーティー!!そこで子供たちが一人一人挨拶をしたのも忘れ難い思い出です。

2014年のコンサートで初めて日本に来た子供は3人いました。

初めて来た子は帰り際、みな一様に同じセリフを言います。
「夢の中にいるようでした」

私は毎回この初来日の子供たちを見るのが大好きです。

目がキラキラと輝いている。

彼らは日本に来るために毎日毎日苦しい練習を繰り返します。歌、踊り、楽器、みんな必死。

そう、【夢にまで見た日本】に行くために。

けれど、日本に来れるのは施設の子供40人中14人。26人は悲しい留守番です。

歌や踊りに楽器、中にはそれらに全く向いていない子供もいるわけで、その子たちは残念ながら日本に来ることはできません。

留守番の子供たちは本当にかわいそうです。

しかも何を隠そう私も超劣等生だったので、この辛さはよく分かります。

あの時も初めて来日した子供のスピーチは
「毎日、夢の中にいるような感覚でした。幸せ過ぎて朝起きたときこれは夢なんじゃないか?と毎日思っていました。コンサートでもたくさんの方々に見て頂き、夢にまで見たディズニーランドでもコンサートが出来、たくさん遊べて本当にわたしは幸せです」
でした。

そして、その彼女のスピーチには涙が出そうになりました。

代償先払い


辛いこと悲しいこと理不尽なことは、必ず先に起きます。

この辛いことを笑顔で感謝して受け入れてみましょう。

上から見ている目に見えない何者かの方は、必ず、それに対してご褒美をくれます。

モンゴルの子供たちにとって、ディズニーランドに行くことは夢のまた夢、決して叶うことのない夢でした。

ディズニーランドで夜のエレクトリックパレードを見た時の初めて来日した子供たちの驚きの表情が忘れられません。

私と手を繋ぎ、このパレードを見ていた少女は、感動のあまり手を震わせながら涙をポロポロと流していました。

夜のパレードはまさしく夢の世界。

夢の国ニッポン。

すべてがアンビリーバブルでミラクル。


屋根のある家で、毎日お風呂に入れて、暖かい布団で、心優しい家族がいて、おやすみと微笑んでくれる人がいて、おはようと言って抱きしめてくれる人がいる。

ご飯も三食、食べきれないくらいお腹一杯に食べられて、「いただきます」「ご馳走様を」言い合える仲間もいる。

普通に学校に行くことができて、好きな時にコンビニやスーパーで買い物ができて、お菓子やケーキなんて信じられないくらい美味しくて・・・・・・欲しい物は大抵買うことができる。

日本人ならこんなの当たり前。誰もそれに感謝なんてしやしない。

もしかしたら私たちは、モンゴルの子供たちに比べ、物も情報も満ち溢れてはいますが、心は貧しいのかもしれません。
 

施設の子供たちは、お金も物も情報も最小限です。でも心はとても豊かです。

そして、まだこの日本に来たことがない子供たちに、一度この国を見せてあげたいんです。

しかし、歌も踊りも楽器も苦手でできない子供たちは、決して日本には呼んではもらえません…。

私の決意!


その年の11月、子供たちはまた北九州でコンサートをするために来日することになっていました。

その前に、思い切って園長先生に頼んでみよう!

私は決意しました。


「誰かひとり、歌も踊りも楽器もできなくてもいいから、一緒に連れてきてくれませんか?お金はわたしが集めますから」と。
 

園長先生がなんと言うかは分かりませんが、ひとりでも多く子供たちの夢を叶えてあげたいんです。
 

歌が歌えなくたって、踊りが踊れなくたって、楽器が演奏できなくたっていい。その笑顔が超~素敵ならそれでいい。

施設の子供たちの笑顔は宇宙一。

笑顔ひとつで見てる人を癒すことができるのです。これは素晴らしいことではないでしょうか。

そう、毎年ひとり笑顔の素敵な子供を連れてきてもらえるよう、お願いしてみよう。1人20万円位掛かるかな。

がんばってたくさん講演してお金集めよう!! そう決めました。

幼少期、親の愛を知らずにマンホールで育った子供たち。そんな子たちを一人でも多くこの夢の国ニッポンに連れてくる。そんな使命も、もしかしたらあるかな――と決意した昨夜でした。

 つづく・・・

adios! いやお!!開運マスター 櫻庭露樹

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