あっついねぇ☆
被告A→Y美
『先週は悲しいほどの雨が降り続いてたのに、週末はあっついねぇ?
正確に言うと悲しいのは雨じゃなくて夜には止んだ雨でカラオケボックスに忘れられた傘だったね。
え?覚えてないのぉ?ヒッドーーーーォイ
ああごめん、アンタはあたしをわざわざ呼び出して「N君のこと好きじゃないからね///」って伏線張るだけ張って、あたしが終電なくなったのわかっててわざわざタクシーで彼に会いに行くために初対面の男の中に女ひとりのあたしを置いて一番にカラオケボックスを出たからその傘を見ていないんだったね、ごめんごめん』
被告A→N君
『こないだの鉄板焼きおいしかったぁ?そりゃあんな時間から食べる炭水化物はおいしいよねぇ罪悪感も相まっておいしいよねぇ(あたしに対しての背徳感も相まっておいしいよねぇ)うんうん
え?なんで知ってるのって?
Y美、タクシーでN君のところに行く前はあたしと一緒にいたんだよぉ。知らない男だらけのカラオケボックスに女ひとりのあたしを置いてさぁ、一緒に来れば良かったのにって?笑わせないでよぉ(笑)こちとらアンタがY美の前で「あのクッキーおいしかった?」って聞いちゃったからあの日からマウンティングの対象なの(笑)
えっそもそもY美が知らない男だらけのカラオケボックスから来たこと知らなかった???ごっめーん!隠してたんだあの子!そうだよね、そんなところにあたしを置いて会いに来ちゃった♡なんて、薄情な女に思われたくないもんねぇ?』
被告A
『この物語はフィクションです。登場する人物は架空であり、実在する人物とは関係ありません。』
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