サブカルという自意識
サブカル女の皆様、こんにちは。
最近、下町に引っ越したよろづ唯です。
下町に引っ越してからというもの、サブカルの自意識に殺されていたことにやっと気付き、この記事を随筆している次第であります。
いつもの如くネットサーフィンをしていたわたしが見つけたこの記事
『バンド好きなサブカル女の家にはなぜ浅野いにおの漫画が必ずあるのか』
バンドマンと愛のない性交渉こそしていないものの、この記事を読んで「ん?わたしのこと?」と思ったのは言うまでもない。
※石左さん、引用失礼します。
めちゃくちゃフォローしてます、尊敬の意を込めてこの記事では文体が少し似てしまいました。
さて、サブカル女とクリープハイプの関係性は石左さんの記事で確認していただくとして
今回はあなたは本当にサブカルなのか?そうだとして、サブカル女は幸せになれるのか?ということにフィーチャーしたいと思います。
まず、自身の経験から語らせていただきますと
上述したように 下北沢を離れてから、サブカルは自意識だったと気づきました。
そうです。わたしはサブカルではなかったのです。
幼い頃から自分は人とは違う何者かだと思い込んでいて、結果皆んなが西野カナ(なんか)聞いているうちにバンドを好きになって、わたしには幸せが似合わないだとか死ぬために生きてるだとか、厨二病MAXで暗黒時代のような高校生活を繰り広げました。
高校に入ってからのクラス内カーストもよく分からず、そこに属さないために外のライブハウスに遊びに行く。それも理由のひとつでした。
まぁこれはわたしのケースなので、どうでもいいですね。すいません。
こういったなんらかの理由を経て、皆様もサブカル女になられたことと存じます。
ここからはわたしがサブカルという自意識に気づいた時のお話。
そもそも下北沢を離れる理由について、サブカルとカテゴライズされることにうんざりしていた部分もあり。
何千回と繰り返したこの会話「どこ住んでるの?」「下北沢だよ〜」「下北っぽーい」この、“っぽーい”に悪意がこめられていることに889回目くらいから気付き始めました。
世間一般の評価を申し上げます。
サブカルはステータスじゃない!!!
わたしは引っ越しをきっかけに
愛子ちゃんTシャツ、イソベやんキーホルダー、クリープハイプのタワレコ初回特典、よく覚えていないバンドの無料音源、ライブに行くと増える必要ないのに捨てられないフライヤー、ビレバンのステッカー…
そういったサブカルにカテゴライズされている方の部屋にあるであろう、ガラクタを片付ける必要がありました。
なんの未練もなく捨てました。
すると、何も残っていなかった。
それがどんな気持ちか。わりとスッキリでした!!!
わたしはサブカル女じゃなかったんだって気づいた瞬間、火曜日にタワレコに行かなくてもいいんだ。浅野いにおのツイッター通知して新作を追いかけなくてもいいんだ。フェスに行ってツアーTシャツでマウンティングしなくていいんだ。
そういったサブカルという自意識がわたしを殺していたことが分かりました。
さて、本題。
あなたは本当にサブカル女なのでしょうか?
サブカルを楽しめているうちはサブカル女です。でも私服でバンドTシャツを着ることが恥ずかしくなってきたり、がちゃがちゃ缶バッジが沢山ついた黒いリュックにファッションが追いつかなくなってきたり、インスタグラムを見てて友人のキラキラした生活に引け目を感じて 無意味に撮ってくるライブハウスの看板をアップ出来なくなっていたり、
そういった疑問を少しでも感じたときは一度サブカル女をお休みしてみましょう。
もう一度言います。サブカルはステータスじゃない!!!
広尾のマンションの17階に旦那の金で住んでいるならそれはステータスです。お休みすることは出来ません。ずっと金持ちの嫁として居なければなりません。
でもサブカルはお休みできます。ステータスじゃなくて趣味です。
今まで楽しんでいたサブカルという趣味に疲れてきたら、少しお休みしてみましょう。
そして、サブカル女は幸せになれるのか?
とても難しい議題。何を以て幸せとするのか。
上記で自分はやっぱりサブカル女だと再確認して、それでもサブカルを楽しめているならそれはそれで幸せです。
もしもサブカルに知らず知らず苦しめられていたとしたら?この記事を見つけられたことが幸せのはじまりかもしれません。
どうですか?今、あなたは幸せですか?
それでは、幸せを結婚や恋愛に置き換えてみましょう。
サブカル女だった頃のわたしはと言うと、出会いはあるものの誰ひとりわたしのことを好きにはなってくれませんでした。
サブカル男子ウケは良いのではないかと勘違いしていたのですが、サブカル男子だって男です。可愛いは大前提で、趣味がサブカルだったらいいなーくらいです。サブカル女だからって無条件に相手にしてくれるほどバカじゃないです。
また、一般男性にとってジャニオタとサブカル女の違いはほとんど無いので気をつけましょう。
楽しいならサブカルを続けること、
どこかで苦しめられているならサブカルを卒業すること、
自分に素直な人ならサブカル女だろうとスイーツ女子だろうと、結婚や恋愛に置き換えた幸せを手に入れられることと思います。
なんか、ハッピーな感じになってしまいました。
世のサブカル女に幸あれ、
わたしもちょっとだけ幸せになれますように。
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