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【第三の人生】24の章:下見と言うか保育園周辺深夜の探検
*登場人物*
萬里→主婦でお役目持ちは、本日深夜の偵察部隊となります。
H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)深夜の偵察部隊特攻隊長。
ちいさん→治療院の先生サクヤさんの奥様。深夜の偵察部隊に入隊。
カミュ→ウチのロングコートチワワはかなりの感の強さ。カワイイ
夜だから園の中へは入れないけど、駐車場の中へは入れる。そこから
園内を覗き込んだり、周辺をうろついたり、隣の古い体育館、公園の空気を感じてみたり。
一見だいぶ、不審者グループ。
この街へ住み着いてから、7年程経ってるけど公園へ入ったのは初めてかも。ここは野球ができるほどとても広い公園なんだけどでも、やっぱり子供を遊ばせたい場所ではないと改めて感じた。
なんだか気分が悪い。
カミュも一緒に公園へ入れると、すぐに外へ逃げ出してしまう。ビビって慌てているようにも見える。感のいい犬だし何か居るとしたら、まちがいなく1体や2体程度ではないだろうな。
萬里も息ができない苦しさ。
H氏は、しばらくベンチに座って何かを視ている。もちろん萬里らの目には見えないものだと思う。
しばらく、それぞれ周辺の気になる所をウロウロして、ひとまず帰宅。サクヤさん宅で真夜中の会議を開く。
娘はサクヤさんに寝かしつけられ静かに寝ていた。
H氏「あのあたりの歴史について何か知っていますか?」
萬里「ん~、今現在ある○南中学校が、昔はあの園のある場所だったというのは年輩の方から聞きました。それ以外はあんまり知らないですね」
H氏「そうですか、空気がおかしい原因としては、もっと昔の時代の出来事も関係しているようです。」
萬里「どれくらい昔?」
H氏「江戸あたりですかね~。もっと近い時代ともいくつか重なって、ごった返してる状態です。」
萬里「それ!気になるから調べます!で、それが分かれば何かやれることやできる方法が分かるんですよね?」
H氏「調べて状況を把握することは大事ですよね。あの状態だと『結界』を張るしか一度に収める手は無いかもしれません。」
『結界』( ゚д゚)!?!?
うわぁ、いよいよテレビの世界。で、結界を張るとか簡単な感じで言ってるけど、萬里にそれをやらせるのか?H氏がやってくれるのか?
なんにしろ結界なんて言葉は飲み屋時代に騙された悪坊主の時と、サクヤさんの治療院での出来事以来耳にしていない。
それって簡単にやれることなんだろうか??
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