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【第三の人生】49の章:原因不明の嘔吐下痢はルーティーン

*登場人物*

  • 萬里→主婦でお役目持ち。前世が見えているということを知った今日この頃。胃腸が弱いのか強いのか?嘔吐下痢と対峙

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)こう見えて胃が弱いらしいです。


ということで、萬里には前世も視えている。
ということが分かった。

お役目を受け入れ、霊の対応で熱を出すことはあまりなくなり、身体が軽い日はないものの比較的消耗することが少なくなり、強くなった気もしていた。

それも束の間、嘔吐下痢との戦いが始まる。
生まれて初めて救急車で運ばれたのも嘔吐下痢だった。
2度目の結婚式から1週間後、ダーリンの留守中に突然嘔吐と下痢に襲われ、トイレから出られず、短時間で脱水になり歩くこともできなくて意識が朦朧としていた。

同じマンションに友達が住んでいたので、深夜だったけど救急車呼んでもらえて助かったけどほんと死ぬかと思った。救急車のお世話になりそのまま入院。
一通り検査はしたけど何も出ず、
医者「医者としては本当は言いたくない結果なんですけど・・・。菌もウイルスも出ないし病名としては特定できません。原因は『ストレス』ですとしか言えません。本当はストレスなんて曖昧な診断言いたくないんですけど、他に原因が見当たらないので・・・。」
という診断。

この時はたしかに強いストレスを感じている時ではあったので、あの時は
それで萬里も納得していた。

ところがお役目を受け入れ1~2年経った頃、夜中に突然ひどい嘔吐下痢が始まり、また死ぬかと思うほどのレベルだったんだけど、なぜかトイレで過ごして朝、病院が開く時間まで我慢することができていた。
明らかに脱水状態で歩けないけど、病院へ連れて行ってもらい入院まではしないものの食事は取れない状態なので点滴に通うことに・・・。

体力はごっそり奪われる。そして検査の結果はやはり何も出ず。
この時の先生は『風邪』でしょうと・・・。

久しぶりの嘔吐下痢は破壊力抜群で、なぜか接触もしていないお仲間の理妃ちゃんに飛び火していた。
これに関しては、未だに原因はわかんのだけど、空気感染でもなく接触感染でもない。
この症状は仲間内では『萬里菌』と名付けられた。

もちろん、家族も誰一人同様の症状は出ていない。

H氏に会った時にこの話をした。
萬里「死ぬかと思いましたよ・・・。」

H氏「萬里ちゃんは簡単には死にませんから大丈夫!」

萬里「またぁ、何を根拠に言ってんですか?」

H氏「普通の人はその状態でまず朝までも我慢できませんから、通常の体では無い証拠。
それに、本来人間の身体には自然治癒力や自己調整機能が備わっています。
デトックスしてリセットするためにも年に一度は、高熱や嘔吐下痢などの症状が出る人が本来の身体であり健康な証拠です。
私は胃が弱いから吐こうにも吐く力がないんです。」

萬里「え?普通胃腸が弱って下したり吐いたりするもんじゃないんですか?」

H氏「いえいえ、実は逆なんです。内臓が強いから不要なものを出そうとする力が働き、その結果嘔吐や下痢をするんですよ。自浄作用です。
下痢は腸が強い証拠、
嘔吐は胃が強い証拠、
出す力が弱い人ほど不必要なモノを体外に出すことができないんです。
で、高熱は体の中の悪い菌やウイルスをやっつける働き。最低でも年に1回
いずれかの作業が行われるとその都度身体は強化されていきます。」

萬里「へぇ~、だからといってあの強烈な状態が毎年とか辛すぎる。
嘔吐下痢はしゃがんだり座ったりと忙しいから、どっちかというと
高熱の方がいいなぁ~。」

H氏「こればっかりは調節も選ぶこともできませんからねぇ~。」

この頃から毎年続いている。時期もおおよそ同じ頃に定着してきた。
そして、嘔吐下痢になるたびに能力が変化していくことにも気づいた。
もちろん、能力が弱まることはない。身体も能力も強くなっていく一方だ。

そろそろ、その時期に差し掛かる毎年12月は恐怖に怯える日々となったのです。

てか、2018年はすでに3回軽いやつ来ちゃったのよね。点滴レベルだけど軽いやつわかる?

( ;´Д`)


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祈祷師/療術師:萬里
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