【第三の人生】37の章:レアキャラが目の前に現れるとやっぱり興奮するよね
*登場人物*
萬里→主婦でお役目持ち。なんと昔話や伝説に出てくる、あの、アレに出会いました!
H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)萬里のお役目のサポートをしてくれてます。いつも真顔で、おかしなこと言います。
H氏「それで、逃げ場がなくてバタバタしていた霊はある程度、天に向けて帰っていきます。その動きは継続的にあると思うので地道にですが自動的に供養ができますね。」
萬里「へぇ〜、はい、それについては一応喜んどきます!」
色々と萬里の頭の中の想像の域を超えているマンガや映画の世界。
これが萬里の現実。
これじゃやっぱり、傍から見れば幻覚、幻聴、妄想、現実逃避の精神疾患患者だとしか思えないよね。
儀式的な事はとりあえず一段落。これからは娘の動向を観察しながらその時その時の対応を継続していく、そんな毎日。
いつものごとく、お布団へ入りウトウトし始めた時、目の前に大きな木が現れた。
その大きな木の枝には『天狗』が座っている!
『わぁ!初めて天狗見た!!!』と興奮して目を開け飛び起きた。
『いかん、起きてしもうた!!そういえば、見えたのと同時に天狗から何か話しかけられたぞ?それにもう一度じっくり姿を見たい!』
↑
これコンマ何秒の一瞬の流れ。
慌てて目を瞑ってみたけど、真っ暗で何も見えない。
その瞬きほどの一瞬で聞き取れた頭にしっかりと残る言葉が
『わしがお前にちを施した』
常に見逃すな、聞き逃すなを意識するよう言われてるけど、それってそう簡単ではない。
『大事なことは繰り返し見せられるし、どれだけ時間が経っても、かならず頭の中に残っている、整理して答えを出して下さい。』
いつも言われてる言葉。
とりあえず、自分なりにその言葉の意味を考えてみた。
まず『ち』って何だろ?イメージできたのは『治』と言う漢字。
治?治療の治、治癒の治、治めるの治
『施した』?
『あ~、このところ疲れてるし、体調も良くないから萬里の身体に治療を施してくれたんだ!やった~、今日はゆっくり眠れるぞ。』
普段のプラス思考は、こげな風に働く。
とにかく、天狗を間近に見れるとか、おそらく生きてるうちにそう何度もないぞ!貴重な体験だ!
天狗さんが萬里に何かをしてくれた。それだけでワクワクや〜♪