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【第二の人生】39の章:まずは『己を知ること』だな・・・

*登場人物*

  • 萬里→主人公ですよ、主婦なんですよ本当は。お役目受け入れたから今オバケ対応修行中です。

  • H氏→リーマン能力者(本物)萬里にお役目を受け入れさせ、現在導き指導中なんだけど、前世は萬里の弟子時代があったらしい。


徐々に霊の対応が日常化していく。

どうしても萬里対応では
不完全な時がまだ多く、
度々サクヤさん宅へ
H氏が来ているタイミングに訪問して
昇華してもらう。

同じマンションの違う階の
サクヤさんちから帰宅するその数分間
の間にもまた拾う。

今後の事、
ミナちゃんの事、
こんな役目を背負った萬里は
今後家族とはどう付き合っていけばいいのか?
色々と考えながら歩いていた。

どれが得策か、
どの方法が一番失敗しないか?
どの道を選ぶのが正解なのか?

自分では
『一番いい方法を考えている』と言う
これこそが『迷い』

迷いがあると、
自分の意思や信念強さが引っ込みがちになる。
すると、その隙間にすぐに入り込まれる、
これを本当の『魔が差した』
と言うのだと思う。

志高く、
細かい事を考えずに失敗を恐れず
結果どうなろうと自身を信じ進むのみ!

これが出来てない
迷い癖のある私萬里は、
まだまだ隙だらけのブレブレ人間。

『いつになったら
背中の広がった穴は塞がるんだろう・・・。』

翌日は活源会の日、
最近、キョーレツにアピール
してくるヤツが来るときは
必ず活源会が近い時。
という事に気付いた。

今回も、悪臭だけで
会話の仕方もわからんし姿も視えない。

H氏「現状で何か今居る方の
情報がわかりますか?」

萬里「ん~。
嗅覚だけしかなくて分かるのは、
50代。水死。男性。
それくらいです。
自殺か他殺か事故か?
どんな思い残しでここに居るのか?
詳細はわかりませんが、
なんとなく『悔しさ』は伝わってきてます。」

H氏「十分ですよそこまでわかれば。
相手と話をするというより、
今は心通わせることを重視してください。
ここで間違えてはいけない事は、
同情ではなく心を傾け、
心情を察するという事。
同情や同調をすると
足を引っ張られてしまうので、
そのへんは今後十分に
気を付けてくださいね。」

萬里「あ~、その辺は
K美って女で十分に勉強しました。
しかし色々と心の使い分けの
バランスが難しいですね。
どうしても、
頼られてきたんだから
なんとかして私が助けなきゃ!
と思ってしまいます。」

H氏「それでは
自分が潰されてしまいますよ。
常に冷静さは必要です。
萬里ちゃんは『赤』が
強いですからね~。
特にこれからは、
冷静さを強めていかないとダメですよ。」

萬里「それ、
熱血だって言ってんですか?
『赤』って何のことですか?」

H氏「俗に言う『オーラ』です。
人を導く人間としては、
赤だけというのは強すぎるんです。
人の為に我を忘れて
かかりっきりになったり衝突したり。
そう、もう少し薄い赤にするか、
青みが差し色で必要ですね。
なにせ完全に『深紅』
燃える赤なんですよ~!
大陸出身ていう事もあり、
気質や性質もありますが、
なかなかここまで赤い人は居ませんね~。」

萬里「本当ですか?!
今まで興味なかったんですが、
オーラの色でそんな性格まで
わかるんですね?!」

H氏「萬里ちゃんも視えてるはずです。
自分のオーラの変化を時々
確認してみてください。
色で視る内容は、
大まかな事だけですが
ご自分の状態を知るにはわかりやすいですよ。」

マジですか?!
オーラなんて意識したこともなかったし
萬里に視えてる訳がなかでしょうもんっ!!

あ、H氏曰く
萬里ちゃんは鏡で自分の姿を見れば
オーラの確認できます!

って・・・((((;゚Д゚)))))))

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