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【第二の人生】11の章:霊の対応ってそんな簡単なことだったん?!

*登場人物*

  • 萬里→主婦ですが、治療院の先生(サクヤさん)の家に夜、遊びに行きます。やっと霊対策できる環境になってきた。

  • H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)いまいち暗いのか明るいのか分からないテンションの持ち主。

  • サクヤさん→気導術の治療院をやってる先生(萬里と同じマンションに住んでる)


萬里のダーリンは出張が多い
娘がいるので
ダーリンが家にいる時しか
夜は外出できないのだが、
その日はたまたま家に居た。

こういう時は、
全てのタイミングが
揃うものだ。

では、いってきます!

サクヤさんちへ「こんばんは~!」

萬里より先にH氏は来ていた
黙って萬里を見ている
((((;゚Д゚)))))))

萬里はまたこの前と同じ感情
眼を合わせたくないので
H氏の正面から
ズレた席に座ろうとしたが、

サクヤさん「いや、
萬里ちゃんは
H氏の前に座って!」と
ご丁寧に椅子を引かれた。

何か萬里の事を
話し合っていたのだろうか?

眼を合わせないまま
普通を装い
しばらく会話をしていたが、
唐突に
H氏「萬里ちゃん、自分で
気付いてましたよね?」

萬里「え?あ、はい。
だから早めに来た方ですよ。」

軽く開き直りw

H氏「の、ようですが。
よく身体が持ってるなぁ
と感心しますよ。」

『あれ?今、萬里
H氏と普通に眼を合わせて
話している?!
H氏何かしたのかな?
でも身体には触れてないし・・・。』

萬里「あの~。
一つ聞きたかった事が
あったんですけど。」

H氏「はい、なんでしょう?」

萬里「もう、
毎回頻繁に憑いてくるから
自分でどうにかしたいんです。
どうやったら
自分で祓う事ができるのか
なにか方法があるんだったら
教えてください!」

H氏「あ~、萬里ちゃんなら
胸を平手で3回叩けば大丈夫です。
トントン、トーン!!って、
3回目を強めに
私の身体から出ていけ!って
声に出さなくてもいいので。」

萬里「えっ?!
この数十年悩んできたことは
そんなに簡単に解決
できたことなんですか???」

H氏「いえ、誰でも
そういう訳じゃないですよ。
萬里ちゃんの場合は、
それで大丈夫だと
いうことです。」

萬里「え~~~っ!?
これで居なくなるなら
今までなんだったんだ?!
なんで誰も教えてくれなかったんだ?!
って感じですよ!」

H氏「今度から
是非試してみてください!」

萬里「はい・・・、
やってみます・・・。」

今まで未知の世界だった
話をいろいろと聞かせてもらい
楽しかった。

萬里「ところで、
萬里が今日憑れてたヤツは
どうしたらいいんですか?
自分で3回胸叩けば
大丈夫なんですかね?」

H氏「あ、そちらの方は
対応しましたから
大丈夫ですよ~。」

萬里「えぇ〜〜?!
いつぅ〜〜〜?!!!」

眼を真ん丸にして聞いた。

サクヤさん「あはは~、
萬里ちゃん気付かんやったろうけど
話してる間にH氏
机の下で手動かしてたよ。」

萬里「びっくり、
普通の会話しながら
そんなことやれるんですか?!
すごい!!!」

H氏「すごくはないですよ。
いちいち説明してたら
追いつきませんから
時間は有効に使います。」

なんて人なんだ!!!
((((;゚Д゚)))))))

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