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【第三の人生】55の章:霊担当は現実の人間関係にも関わってくる
*登場人物*
萬里→主婦でお役目持ち。また新たな霊分類の担当を知る。まだあんのかよ〜
H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)だいたい真顔でとんでもない真実を言う。
萬里「前から不思議に思ってたことがあるんですけど、昔から戦争にかかわりのある場所が嫌いで、そこへ行くと体調が悪くなるってことはよくわかったんですが、それ以外にもある場所へ行くと、とっても悲しい気持ちになったり胸が痛くなったり、切なくてどうしようもなくなって気分が落ち込むことがあるんですよ。
それは旅行先だったり、他県でもあることなんですけど。
なんか嫌悪のような気持ちもあって、その場を楽しめないって感じで、それは何なんだろうと・・・。」
H氏「例えば、どんなところですか?」
萬里「長崎の島〇や、大牟田や柳川の〇花のあたりとか、全部は覚えてないんですけどそういうところはだいたい空気が重くて暗い感じがします。」
H氏「あ~、それも担当ですからね〜。」
萬里「だから、それは何の担当なんですか?」
H氏「萬里ちゃんの言うところの『女郎さん』方も萬里ちゃんの担当なので、その地に行って感じる気持ちは彼女らとリンクしたものだと思いますよ。」
萬里「うそ・・・?!なかなかヘビーですね・・・。色恋沙汰は苦手な分野なんですけど?」
H氏「そう思っているのは自分だけで、相手方は萬里ちゃんなら分かってくれると思っているから、萬里ちゃんを頼ってくるんですよ。」
萬里「となると、その職種の相手方はなかなかの人数ですよね?」
H氏「そうですね。職業としてはずいぶん昔からありますし、女郎さん担当者(霊能者)の数もそう多くはなく、その割には廓(遊郭)は各地にたくさんあったからですね~。」
萬里「想像したくはないですね・・・。あ!もしかしたら!それだからK美と
腐れ縁だったんですかね?!あいつも質の悪い女郎だったし、そういうことでしょ?」
H氏「はい、その可能性は大いにあります。」
萬里「そう考えると、結局生きて中途半端なヤツほど質が悪いってことですよね・・・。」
H氏「ですね~。」
萬里「こわいこわい。まぁ、今の身売りと昔の身売りでは、そこに至るまでの理由も経緯も全く違うし。
昔の女郎さんとリンクして切なくなるのは当たり前なのかな・・・。」
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