アメリカの青年の方が精神的に大人だな~と思ったことなどについて
昨今、日本国内で問題となっている回転ずしなどでの迷惑動画を見ていてたまたま自分がアメリカのコンビニでホットドッグの買い方を説明するための動画を見直してみたところ、不思議な文化の違いに気が付いたことを徒然と。
日本国内でのコンビニってホットスナックを買いたい時などは基本、カウンターの内側にあるホットスナックを店員さんにお願いして取ってもらうスタイルだと思います。(そして支払いをする。)
でもアメリカのコンビニの場合、例えばホットドッグのようなホットスナックは店内に設置されている”ホットスナック専用”のエリアからまずバンズを取り出し、次に自分が食べたいソーセージを選んで自分でトングを使って取ってバンズに乗せる。
そして、備え付けられている薬味(ピクルス、レリッシュ(刻みピクルスみたいなもの)、レッドオニオン(赤玉ねぎ))やマスタード、ケチャップ、マヨネーズをお好みの量(でも常識の範囲の量)、自分で掛ける。
そのあと、カウンターへ持って行って商品を見せて支払いをする、というスタイル。
変な話、ソーセージを一口かじって戻す、なんてこともできそうだし、薬味などを盛れるだけ盛ってみる、とかいろんないたずら、やろうと思えばできてしまいそうな感じがする。
それこそ、カウンターで支払う前に食べてしまうこともできるだろう。
だが、実際にそういうことが起きないから今のスタイルから変わらないのだろう。(ちなみにコーヒーやジュースなども基本的に自分でコップを選び、欲しい飲み物を入れてからカウンターで支払う、というスタイル。ドーナッツなども日本のパン屋さんの様に自分でトングで取って自己申告して支払う、というスタイル。)
そして迷惑動画に関するいろんな人のいろんな記事、特にアメリカでなぜお店に迷惑を掛けるような行為をする人たちがいないのか、というものを読んでいるとアメリカではそのような行為を行ったとき、迷惑を掛けられた側に訴訟を起こされ、多額の賠償金を支払うことになるから、というようなことが書かれていて”なるほどな~”と思った。
と同時にアメリカの人たちと付き合っていて思うのが
”何をしてはいけないか”
”自分の行為には自分が責任を持たなければならない”
という感覚が強いな~というところ。
チップ文化もそういうのを象徴していると思う。
サービスが良ければそれだけチップをはずんでもらえるし(”どうすれば良いか”)、サービスが悪ければ微々たるチップしかもらえない。(自分の行為がチップ(給料)に反映される。だからちゃんとサービスをしないと、という考え方。)
[参考情報]
最近、アメリカで食事をしたときの支払い時、チップ料金が伝票にあらかじめ15%、18%、20%、Customと記載されているのを目にする。
もちろん、全員が全員そういうわけではないから犯罪は起こるのだけど、だいたいニュースで見る内容は日本ではまず聞くことが内容な銃犯罪。(自分が住んでいる地域ではほぼ毎日くらいのペースで1件か2件、銃による犯罪のニュースが流れる。)
銃犯罪の方が日本で起こっているような飲食店での迷惑動画より良い、と言っているわけではないが、銃犯罪が起こる理由としては お金絡み や 恨み(恋愛、知人、特定の人種などに対して)という 生活(貧困をしのぐため) や 対人的な感情 によるものが中心であって、日本のような”承認欲求を満たしたいから””社会的に/多くの人に迷惑を掛けるかもしれないけどおもしろいから”というような小さな子供が ”自分を見て欲しい!” という観点で行っている行為と違うな~と思ったりするところです。
ん?でもこれって親が子供をどれくらい見ているか(どれくらい一緒に時間を過ごしているか)、というところにも端を発するのかな?
日本では良い中学、高校、大学に入るために塾へ行き、親は仕事に忙殺され、見るのは子供の寝顔、というような生活。(週末も会社の付き合いとかで家で家族と過ごせないとかもあるでしょう。)
アメリカだと”日々の晩御飯は家族が揃って食べる””子供が春休みだから/夏休みだから自分も休む”(そもそも会社がそういう休みの間は上司が”会議を入れるのはやめよう”という文化)という感じで、平日含め、家族と時間を過ごし、会話をする生活。
アメリカのやり方がすべて良い、というわけではないと思うけど、日本が抱える社会問題(最近話題の少子化対策含め)を解決するため、参考になりそうなことっていろいろありそうな気がしますね。