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#18 台本分析ってなに?

どもども、萬です


さて、前回は

台本の読み方について長々と語ってまいりました!

そして今回はその続き

台本を分析していくことについてお話します


【なぜ台本解釈が必要か?】

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ところでなぜ台本の解釈が必要だと思いますか?

まぁこれができないと自分の演じる役が

とても薄っぺらいしょーもない役になってしまうからなのですが

台本を読めて、解釈ができると


あなたの役者としての力量をはかるためのモノサシになります

ずっと勝手知ったる仲間と芝居を作るなら必要ないかもですが

初めての現場で、初めて会う人に

自分の役者としての価値を知ってもらうためには

絶対に必要になる能力です


その点を踏まえて、台本を読む力、解釈するということを

この記事を読んで改めて考えていただければと思います


【台本もらったら何をする?】

台本

では台本をもらったらなにをするか?

まずは普通に読んだらいいです

で、台本を読んだら

この作品のテーマを考えてみる

この作品を通して、作者は何を伝えたいのか?

それを考えてながら読んでみるのが大事です


その際に大事なのは自分の役として作品をとらえるんじゃなくて

いったん自分の役は置いといて

作品全体としてとらえることが必要です


自分の役にフォーカスしすぎると、視野が狭くなってしまいますからね

そして本を読んで、自分の頭の中で閃いたアイディアを

自分の役を演じる上でのネタとしてストックしておきます


で、それを演出家の前で表現して

答えを決めてもらうって感じです


簡単にまとめると、台本をもらったら

自分なりに台本を読んで

台本からアイディアを引き出してテーマを決めて

そこから得たアイディアを表現できるようにする

ことをこころみてください

これができるようになるだけで全然変わってきますよ!


【シーン分析とは?】

分析

作品全体を理解できたら、今度はシーンを考えます

なぜこのシーンがあるのか?

なぜこのシーンが必要なのか?


作品に書かれているシーンには必ず意味があります

物語を構成するうえで、どういう意味があるのかを考え

演じる役の人物像や役割を理解することが大事です


・分析のコツ

そのシーンでの登場人物の登場と退場に注目してください

そのシーンに登場するということは

何かしら意味を持たせて登場させているわけですし

そのシーンから退場するということは

何かしら意味を持たせて退場させているわけです


その意味を理解することで

その役がこのシーンで何をするべきなのかという

「目的」が明らかになってきます

目的が分かればあとは簡単

その目的を達成するために、そのシーンで生きるだけです!


これは役の大小にかかわらず

その作品に生きている登場人物なら

登場したことに何か意味があります

ちょっとしたガヤのような役にも人生があります

その点を踏まえて台本を読み込むことが大事です


・セリフはよくウソをつく

うそつき

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