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亡くなる前に人は輝いたエネルギーを出すのか

ある日、テレビを見ていたらタレントさんとそのご家族が出演していました。何も特別な事はない日常風景でした。そのご家族の一人がとても輝いていて軽やかなエネルギーを感じたのでその番組を見た後にもいい気分が続きました。なんて素敵な空気感だったんだろう、とその人を思い出すだけで嬉しくなり、名前もすっかり忘れてしまったそのご家族の姿を時々思い出しました。

その次の週に、そのタレントのご家族が事故に遭い亡くなったというニュースを見ました。まさか、と思っていたら輝いたエネルギーを出していたその方でした。正直ショックでした。まだ若かったので、これからが楽しみだなと思っていたのと、あと数年したらまたテレビに出てくれるだろうと期待していたからです。

今でもあの時の軽やかなエネルギーを思い出すことが出来るし、思い出すと私もふわふわとどこかに飛んでいってしまいそうな気になります。

似たような事が別の機会にもありました。ある日ふと、存在そのものを忘れていたタレントさんの事を思い出したのです。外国暮らしなので日本のテレビ番組を見る事がないので、私が知らないだけでまだ活躍されているのかもしれない、とネット検索してみました。そうしたら地方の営業や番組に出て活躍されているとのことでした。

在京局の番組にはあまり出ていないけれどまだご活躍されているんだな、と思ってそれはそれで済みました。そしてその次の週に、その方が亡くなったとネットニュースで見ました。闘病中だったけれど公にせず活動されていたそうです。

これもショックでした。亡くなる前の週にネット検索した時に全盛期の映像などを見ていたので生きていた人がこの世界から居なくなった、というイメージが強く感じられたので。

その後、私がふと思い出したタレントさんはもしかしたら亡くなる前の合図なのかもしれな、い、と思い知りたくなかったので検索することなどはやめました。恐る恐る気になった人の次の週のネットニュースを見て、何もなければああ良かった、と安堵していました。

それなのに、日本のドラマが見れるサイトで色んな番組を検索していた所、ふと気になる俳優さんがいました。あ、この人まだ活躍されていたんだ、もう数年見ない間にこういう見た目になられたんだな、と思いつつ、ふわっとした柔らかくて品のある重厚なエネルギーを感じました。

そしてその次の週に急死されたのをニュースで見ました。他の日本の俳優さんだってドラマ検索中に沢山見たのに、印象に残ったというかエネルギーを感じたのはその俳優さんだけでした。

そこで、人は亡くなる前に何かエネルギーを発するのかもしれない。それが私のエネルギーと似ているのかもしれないし、ただ単に勘が働きやすい私が何かを感じ取っただけかもしれない、と思いました。

身内の死については私情が入りすぎていて気づかないのか、何もありません。
ただ若くして亡くなった親戚を思い出すと、何故かそうだろうな、という思いが湧き上がります。その人たちの発していたエネルギーが他の人とは違うのです。汚いとかではなく、優しくて繊細なものでした。

私は死は悪いものではない、という感覚がありますがやはり人が居なくなると残された人の悲しみは大きいのであまりこの様な話は人前でしませんでした。このノートでどんどん私の体験をまとめていって、似たような経験のある方のご見解なども知りたくてやっているというのもあります。

憧れは お賽銭箱のような…(^.^) ありがとうございます。