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リリース情報:Shuta Hiraki『Circadian Rhythms Vol.2』

アクリルの盾や石板など作品によって様々な形態でリリースを行うモントリオールのレーベルArchive Officielleより、私の新作『Circadian Rhythms Vol. 2』がリリースされました。15部限定のアクリルパネル製プラーク(オブジェ)とデジタルアルバムで入手できます。
本作は私の持病でもある非24時間睡眠覚醒症候群から着想を得て制作している作品「Circadian Rhythms」の第二弾となるアルバムです。第一弾は2020年にLINEからリリースされています。

作品のコンセプトはbandcampの作品ページに記載されていますが、そちらは英語なので以下に日本語訳を載せておきます。

『Circadian Rhythm's Vol. 2』はShuta Hirakiが自身の慢性的な疾患でもある非24時間睡眠覚醒症候群から着想を得て制作している作品群「Circadian Rhythms」の第二弾となるアルバムです。
非24時間睡眠覚醒症候群は概日リズム障害の一種で、24時間に同期しない概日リズムを持つことが特徴です。
これにより患者は24時間周期での生活に不具合を生じ、時差ボケに似た症状を慢性的に経験します。
この疾患は全盲の人がよく抱えますが、そうではない人にも起こり得ます。
私の場合、その特徴は25時間周期の概日リズムとして表れ、通常の24時間の周期とズレを引き起こします。
「Circadian Rhythms」シリーズではこの周期のズレに着目し、調律や周波数、倍音、時間推移などにその値を適用しています。
このアルバムには、1時間を1秒に変換することで偏差値の推移を反映させた作品が収録されています。
今回収録された「op.16」では、24平均律と25平均律の上昇音列のループからいくつかの音を抜き出すことで6つの作品を作っています。
すべてのピースを重ねると元の上昇音列が現れますが、それぞれのピースを聴くことで周期のずれを観察することもできます。


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