ノルマンディーOC 23年産一次募集馬診断
こんにちは。ヨロスーと申します。
今年から月会費が1,650円に値上げとなりますが、モチベは昨年同時期より高いので、張り切って全頭診断していきたいと思います。
あと今年から20-80スケールやめてABCDにします。A(とても良い)、B(良い)、C(まあまあ)、D(良くない)
01.アイリッシュビートの23 牡 鹿毛
父リオンディーズ 母父ハーツクライ 3/14生
一口 7.9万 / 総額 3,160万
美浦 嘉藤厩舎予定
生産 高昭牧場(母8歳 3番仔)
セレクションセール 2,530万落札
体高159 胸囲178 管囲20.5 馬体重459
血統B 馬体C 顔C 歩様A
総合A
セレクション終了後に結構書いたのでそちらを載せておきます。
シルエットはやや幼いですが、全体は整った馬。
セール時よりも成長していて、今後の伸びにも期待の高い馬です。
値段は高いものの、ノルマンの嘉藤厩舎ですし、期待度はそれだけ高いと見ていいと思います。
歩様も踏み込みがしっかりしており、かつしなやかで良さそう。もう少しトモが力強くなれば完璧。
最初は芝から入れればいいかな。
02.アレスの23 牡 黒鹿毛
父ブリックスアンドモルタル 母父ブラックタイド 5/2生
一口 4.5万 / 総額 1,800万
栗東 昆厩舎予定
生産 岡田スタッド(母7歳 初仔)
体高152 胸囲171 管囲20.0 馬体重424
血統C 馬体C 顔B 歩様B
総合C
母アレスもノルマンディーで3勝を挙げ、5000万を稼いだ芝の短距離馬。
しかしファミリーではかなり突然変異で、なんと曽祖母からのラインで中央勝ち馬はこのアレスただ一頭だけ。
初仔となる彼もサイズは物足りないものの、フォルムはいかにも短距離。5月生まれなのでまだまだ成長の余地があることを祈ります。
ブリックスアンドモルタルらしく気もかなり荒いというか強いところがありそう。
楽しみな面より不安な面が勝るかなという印象です。
03.アワフレイムの23 牡 鹿毛
父ミッキーグローリー 母父Stroll 3/21生
一口 3.1万 / 総額 1,240万
美浦 青木孝文厩舎
生産 岡田スタッド(母12歳 4番仔)
体高157 胸囲178 管囲21.5 馬体重496
血統D 馬体A 顔B 歩様B
総合B
母アワフレイムはなかなか珍しい血統で、マル外として地方で3勝、中央では勝ちこそなかったものの未勝利や1勝クラスで3着以内を記録しました。
デビュー済の産駒は2頭いますが、いずれも全く通用せず、地方ですら未勝利。
マツリダゴッホやスクリーンヒーローでダメだったのがミッキーグローリーで改善するとはとても思えないのですが…
さすがミッキーグローリーというべきか、サイズは超大型。
ここからまだ中身も入って530くらいは行くでしょうね。
この馬体を生かせるスピードと前進気勢があれば良いのですが。
歩様は少し動き自体は緩いものの、やる気はありそうで、かなり好印象。
確かにこれは化けるかも。
芝のマイルあたりで。
04.オヒアの23 牡 鹿毛
父マインドユアビスケッツ 母父ブラックタイド 1/24生
一口 5.3万 / 総額 2,120万
栗東 西園翔太厩舎予定
生産 岡田スタッド(母11歳 5番仔)
体高160 胸囲189 管囲21.0 馬体重478
血統C 馬体A 顔C 歩様D
総合C
20年産世代のレイレフアの全弟で、彼女以来のノルマン募集。
参考にレイレフアの測尺はこちら
2/27生 体高155 胸囲175 管囲20.0 馬体重428
レイレフアと比べて1ヶ月生まれが早いのはありますが、めちゃくちゃゴツいですね。
かといって太い印象もなく、いい馬体をしています。
レイレフアは中央4着までに終わりましたが、この子はもっと上の活躍を期待してよさそうです。
半姉のホウオウシェリーは2-3-0-0と通算で連対を外しておらず、こういうのはしっかりよそに売っていく相馬眼は流石ですね。
動きはややぎこちなく、あまり器用なタイプではなさそう。
せっかくのいい身体を生かしきれないかもしれません。
ダートの1800付近で、と思いますが、なんとか1勝といったところでしょうか…
05.カグラヒメの23 牡 鹿毛
父ルヴァンスレーヴ 母父マンハッタンカフェ 4/9生
一口 3.5万 / 総額 1,400万
栗東 畑端厩舎予定
生産 岡田スタッド(母7歳 初仔)
体高153 胸囲175 管囲21.0 馬体重453
血統A 馬体B 顔B 歩様C
総合B
母カグラヒメはノルマンでダート中距離2勝し、募集額は回収した孝行馬。
その初仔は、ルヴァンスレーヴを付けてもらう好待遇で、ダートで母超えを期待されます。
アメリカ由来を集結させたような血で、サンデーの4×3、Seattle Slewの5×4持ち。
曽祖母のミスエマが米GⅢ3勝馬です。
母父マンハッタンカフェといえば、芝ではタスティエーラやテーオーロイヤルにソウルラッシュ。
ダートではテーオーケインズやメイショウハリオ、ペプチドナイルと、今とにかくアツいBMS。
テーオーロイヤル、ペプチドナイル、ソウルラッシュはキングカメハメハ系で、相性も証明済。
血統は素晴らしいものであると思います。
歩様。柔らかさには欠けますが、トモの力強さもありそうで、ギュッと詰まった胴からダートでのパワーに期待がもてます。
カタログ写真の見栄えは良くないですが、ダート馬を選ぶなら特に悪いところはないかと思います。
価格もお手頃ですし。
06.グリンテソーロの23 牡 栗毛
父ミスターメロディ 母父カジノドライヴ 2/10生
一口 4.9万 / 総額 1,960万
美浦 伊藤圭三厩舎予定
生産 日高 本間牧場(母8歳 4番仔)
サマーセール 1,375万落札
体高159 胸囲183 管囲20.0 馬体重456
血統C 馬体B 顔B 歩様D
総合C
ジョージテソーロの半弟として期待の一頭。
Deputy Ministerの3×4と、さらにダート色の強い配合となっております。
見た目も良いし、人気の出そうな一頭です。
歩様は動きが小さめで、思ったよりパワーやしなやかさに欠ける印象。
セール時は早仕上がりかなと言いましたが、動画を見ると結構時間がかかりそうに思えました。
兄たちとは違ったタイプになりそうです。
07.グレースグランドの23 牡 鹿毛
父ミッキーアイル 母父アドマイヤムーン 4/2生
一口 5.8万 / 総額 2,320万
美浦 森一誠厩舎予定
生産 新ひだか 田中裕之(母12歳 7番仔)
セレクションセール 1,650万落札
体高155 胸囲177 管囲20.5 馬体重474
血統B 馬体B 顔C 歩様B
総合B
だいたい言いたいことはセレクションセール記事で言ってたのであまり語ることはないです。
半兄トモジャー(父ホッコータルマエ)がデビューして、2戦連続2桁着順でもう抹消、乗馬行きとなりました。
ここまでさっぱり通用しない仔はグレースグランドにとっても初めてだったので、ちょっと不安。
ディープ系は相性いいと思うので多分大丈夫でしょうけども。
ノルマンの歩様動画も前へ行こうとする姿勢が感じられ、変わらず好印象ではあります。
評価自体は落ちることなく、良い馬だと思います。
08.シークエルの23 牡 鹿毛
父スクリーンヒーロー 母父クロフネ 1/21生
一口 5.2万 / 総額 2,080万
美浦 鹿戸厩舎予定
生産 岡田スタッド(母8歳 2番仔)
体高159 胸囲190 管囲21.0 馬体重504
血統C 馬体B 顔A 歩様A
総合B
昨年ヌーヴォストーリア(父ダノンバラード)を出資したわけですが、サイズ不安を抱えながら出資したヌーヴォストーリアと違って、今年はめちゃくちゃデカいの出しましたね。
胸囲190は文句なしの一次募集メンバー断トツ。
馬体も既に500超えととにかくデカい。
スクリーンヒーロー×クロフネは特に成功例が無いですが、そのサイズ感と姉の人気もあってか、5.2万という相当強気の募集。
姉はなかなかトモがしっかりしてこなかったですが、この馬はトモもかなり強そうで、前進気勢もありそう。
姉に似て顔もめちゃくちゃ良いです。美形ファミリー。
ちょっと繋ぎは長すぎますかね?
あとは特別不安要素はなし。
芝かダートかはわかりませんが、マイルあたりでしょうか。
姉弟揃っての出資も前向きに視野に入れたいと思います。
09.シルクヴェルサイユの23 牡 鹿毛
父ホッコータルマエ 母父スペシャルウィーク 5/11生
一口 7.4万 / 総額 2,960万
美浦 鈴木慎太郎厩舎予定
生産 新冠 中本牧場(母15歳 8番仔)
サマーセール 2,310万円落札
体高155 胸囲175 管囲20.5 馬体重466
血統C 馬体B 顔B 歩様D
総合D
5月生まれの割に身体はしっかりしていて、ダートで戦っていくだけのパワーはありそうです。
あとはこの微妙に評価しづらい母でどうかですが、歩様を見ても身のこなしはやや不器用そうで、かなり変な歩き方。後ろ脚はなかなかいいだけにもったいない。
しかも6万台どころか7.4万。
ちょっとリスキーすぎます。
10.ツナグテの23 牡 黒鹿毛
父ダノンレジェンド 母父デュランダル 4/9生
一口 3.9万 / 総額 1,560万
栗東 北出厩舎予定
生産 新潟 村上欽哉(母12歳 3番仔※)
サマーセール 990万円落札
体高154 胸囲171 管囲20.5 馬体重435
血統C 馬体C 顔B 歩様C
総合D
初仔は20年産駒ですが、デビューもなく消息不明。
翌年は空胎で、22年産駒もまた消息不明。
実際デビューできそうな産駒はこの仔が最初みたいです。
母は門別・南関で計7勝を挙げて8歳まで走りました。(※引退レースが明け8歳の元日だったため実質7歳引退みたいなものですが…)
活躍馬とはいえませんが、地方で2000万稼いだのは素晴らしいです。
ただし、前述の通り最初の産駒2頭がデビューできずという状態は心配。
体質面で弱いところがあるかもしれません。
歩様はふつう。
特に悪いことはしなさそうですし、動きもダート馬と考えたらこんなもんでしょうか。
ただし後ろから見た時に後肢がちょっと頼りなく感じました。
順調に長くコンスタントに使ってもらいたいタイプなため、体質・丈夫さで不安があるのが気がかりです。
11.ハートオブスワローの23 牡 黒鹿毛
父ルーラーシップ 母父ハーツクライ 4/2生
一口 8.8万 / 総額 3,520万
美浦 尾関知人厩舎予定
生産 浦河 村下農場(母9歳 3番仔)
セレクションセール 2,860万落札
体高153 胸囲176 管囲20.0 馬体重460
血統A 馬体C 顔C 歩様C
総合C
やはり世代でも最高募集額となりました。
9万行かなかったのはシュヴァルノワールの時の反省でしょうか。
厩舎は尾関知人先生のところ。海外戦に積極的なイメージです。
ノルマンでもワザモノやホークレアなど実績あり。
トニービン濃いめで東京が得意そうなので美浦なのは嬉しい。
動きは最高額の馬として見ると地味。
お尻より前の方が太く感じます。
セール時点の情報では相当良さそうだと思っていたはずですが、少しトーンダウンしちゃいます。
12.バードオンアスクの23 牡 青鹿毛
父ブリックスアンドモルタル 母父マンハッタンカフェ 5/20生
一口 5.5万 / 総額 2,200万
栗東 上村厩舎
生産 新ひだか 藤原牧場(母12歳 4番仔)
サマーセール 1,210万落札
体高161 胸囲181 管囲21.5 馬体重517
血統B 馬体B 顔B 歩様B
総合B
シークエルの23を押さえてのメンバー最大サイズ。
これだけの馬体を持ちながら、まだ筋力が追いついていない印象で、今後の成長に期待がかかります。
歩様は大型馬らしくシャキシャキではないですが、動き自体はしなやか。
耳をぴょこぴょこしてる(かわいい)ので、繊細・敏感だったりするかもしれませんね。
なんというか、可能性は感じるものの現時点で判断するのが難しい馬です。
不安要素はあるものの、減点するほどではない、今後どうとでもなるところが多いので、育成手腕が問われそうです。
13.ブランメジェールの23 牡 芦毛
父ブラックタイド 母父Hansen 4/8生
一口 5.4万 / 総額 2,160万
美浦 池上昌和厩舎予定
生産 岡田スタッド(母10歳 2番仔)
体高153 胸囲177 管囲21.0 馬体重432
血統B 馬体B(わかんない) 顔C 歩様A
総合B
昨年のノワールエブランに続く募集。
キタサンブラックの次にブラックタイド付けるの、なかなかの執念を感じます。
よほどこの配合に期待するところがあるのでしょう。
母はダートでしたが、この子は芝っぽさを感じます。
馬体重もここからまだ増えるでしょうね。
芦毛の馬体の見方はわからないので歩様動画へ。
シャキシャキ歩いていてなかなかいいんじゃないでしょうか。
テンションが高くなりやすい子かもしれませんが、とりあえず動けてるのは良いと思います。
顔はゴールデンカムイにいそう。
14.ホオポノポノの23 牡 鹿毛
父ダノンプレミアム 母父タニノギムレット 4/11生
一口 4.1万 / 総額 1,640万
美浦 尾形和幸厩舎予定
生産 日高 アイズスタッド(母13歳 5番仔)
サマーセール 935万落札
体高153 胸囲175 管囲20.5 馬体重436
血統C 馬体C 顔B 歩様C
総合C
府中牝馬Sのブレイディヴェーグが強すぎて、どうやって勝ったんだお兄さん!?ってなりました。
未だにブレイディ破ったのは新馬のロードプレイヤーと、ローズSのマスクトディーヴァだけです。
動画。
踏み込みはしっかりしていますし、バランスもまずまずですが、動きはノンビリとしていて、スピードタイプという印象は受けません。
適正としては芝なんでしょうが、スピードがこのまま本当に不足となると難しいところ。
まだ成長するとは思いますので、ゆっくり見守るタイプですかね。
15.マイスクエアワンの23 牡 黒鹿毛
父フィレンツェファイア 母父Giant's Causeway 4/22生
一口 4.0万 / 総額 1,600万
栗東 奥村豊厩舎予定
生産 浦河 王蔵牧場(母12歳 8番仔)
サマーセール 880万落札
体高153 胸囲173 管囲21.0 馬体重448
血統B 馬体C 顔B 歩様B
総合B
4万でした。いやよく考えたら3万なわけなかったです。
半姉ベルイストワールが先日1勝クラスで3着。
頑張っています。
厩舎は奥村豊厩舎。個人的共演NGです。
プリュムドールは大成功だったものの、ここしばらくはシャルトタークにフェルテラーゾと、呪われてるとしか思えないノルマン×奥村豊厩舎。
さすがにそろそろ悪いイメージを払拭したいところです。
歩様はセール時の動画で感じたほどのキビキビさはありませんが、特に悪いところは無いと思います。
もっとトモを鍛えて強くなってくれればちゃんと期待していい一頭なんじゃないでしょうか。
16.ミラビリアの23 牡 鹿毛
父ベンバトル 母父マツリダゴッホ 4/18生
一口 3.3万 / 総額 1,320万
美浦 伊坂重信厩舎
生産 岡田スタッド(母8歳 初仔)
体高152 胸囲174 管囲21.5 馬体重451
血統C 馬体B 顔C 歩様C
総合C
岡田一族期待のベンバトル産駒の初年度。
父に似た胴の長いフォルム。背中も長いですが、ベンバトルもそうだったのであまり気にしなくていいですかね。
ゴールドシップ産駒に「父は緩さをカバーするだけの筋量があったけれど産駒には緩さだけあって筋力がなかなか伝わらない」という弱点がありますが、そんな感じじゃないといいんですけど。
大叔母にウオッカがいるエナジートウショウ-タニノシスター牝系。
母の半姉ローゼンタールや半妹ラストアプローズなどノルマンディーでもおなじみの血統でもありますね。
ミラビリア自身もノルマンで、現役時代はダート短距離で1勝、中距離で1勝、盛岡の地方交流で1勝、そして障害でも1勝と幅広く活躍。
880万の安価な募集ながら楽しませてくれた孝行馬です。
父母ともにタイプが違いますし、どちらも初年度。
見た目からも適性がバシッとわかりやすい馬ではないですが、初仔のわりにサイズもバッチリで、今後もまだ成長しそうなことから、先行投資としては面白い一頭ではないでしょうか。
歩様も踏み込みはしっかりしており、身体の使い方は上手い印象ですが、機敏さはなく、時計のかかるレース向きでしょうか。
ただ、今の段階でこれだけ筋肉がついているなら大ハズレってことはなさそう。
17.ラヴィーゲランの23 牡 鹿毛
父キセキ 母父スペシャルウィーク 4/20生
一口 7.0万 / 総額 2,800万
栗東 辻野厩舎予定
生産 日高 白井牧場(母11歳 5番仔)
サマーセール 2,035万落札
体高157 胸囲178 管囲21.0 馬体重489
血統B 馬体A 顔C 歩様B
総合B
サトノレーヴにお金を返してもらいたいと思ってるんですけど、こちらの馬に出資すればよろしいですか?
脚も長く、トモもしっかりしており馬体面は言うことなし。
歩様にもう少しやわらかさがあれば100点だったと思うんですけども…
案外ダートかもしれませんね。
それでも良い馬だなという評価は変わらないので、7万という予算に都合がつくならば。
18.ルナマーレの23 牡 黒鹿毛
父ダノンレジェンド 母父キタサンブラック 5/5生
一口 3.8万 / 総額 1,520万
栗東 緒方努厩舎予定
生産 岡田スタッド(母4歳 初仔)
体高152 胸囲170 管囲19.5 馬体重408
血統B 馬体C 顔C 歩様A
総合B
母ルナマーレはその良血っぷりからキャロットで募集されていましたが、脚部不安が続き、ようやくデビューかというところで繋靭帯を傷めて競走能力喪失。
引退してサラオクに出されていましたが、これを岡田スタッドが買った形です。
祖母ムーンライトダンスは愛インターナショナルS(GⅢ)勝ち馬で、本馬のいとこにシゲルピンクダイヤ&ルビー姉妹。
キタサンブラックがつけられているように、期待の高さがうかがえます。
そこにダノンレジェンドですから岡田スタッドらしいですね。ブレない姿勢好きですよ。
母父キタサンブラックもきっと成功してくれるでしょうし。
初仔でサイズが小さいのがネック。
ダノンレジェンドなのでダートの短距離〜マイルになるでしょうし、馬体が小さいのは致命的。
5月生まれなので成長もまだ見込めるでしょうが、せめて父くらいのサイズ(440kg超え)にはなってほしいところ。
歩様はめちゃくちゃ良いんですよね。
キビキビ動いていて、踏み込みはちゃんとしている。
馬体のツヤもいいし、闘争心もありそうな感じ。
本当にサイズさえなんとかなれば是非出資したい一頭。
19.イルジオーネの23 めす 芦毛
父ウインブライト 母父ワークフォース 4/21生
一口 2.7万 / 総額 1,080万
美浦 相沢厩舎予定
生産 岡田スタッド(母7歳 3番仔)
体高154 胸囲170 管囲19.0 体重422
血統B 馬体D 顔C 歩様B
総合C
なんといっても曽祖母マンファス。大叔父にはキングカメハメハがいますし、最近では本馬のはとこにあたるホウオウビスケッツが函館記念を制覇するなど活躍中。
母イルジオーネはKingmambo系のワークフォースを父に持ち、擬似キングカメハメハを再現していますね。
半兄ラフォンターナ(父アルアイン)もノルマンで、アレスエルピーダたち同様現3歳世代。
これまたアレピ同様大井の交流2着が最高で未勝利期間を終え、現在は船橋で中央復帰を目指しています。
今年が2歳世代デビューのウインブライトも少しずつですが勝ち星を挙げており、今後晩成種牡馬としてどれだけ成績を上げられるか期待がかかります。
ウインブライトもワークフォースも中山とか北海道で活躍してくれそうですね。
歩き方はやや非力な印象を受けますが、動き自体は良いと思います。
芦毛なので馬体の良し悪しはよくわかりません。
管囲が細いのでこわいなーと思うくらいしかできません。
20.ゴールドマッシモの23 めす 青鹿毛
父イスラボニータ 母父ネオユニヴァース 4/27生
一口 4.3万 / 総額 1,720万
栗東 秋山真一郎厩舎予定
生産 新冠 守矢牧場(母16歳 9番仔)
サマーセール 825万落札
体高157 胸囲181 管囲20.5 体重448
血統C 馬体A 顔D 歩様D
総合D
サンデー系の母父Cozzeneの種牡馬、ネオユニ肌の繁殖牝馬。
イルジオーネで見ましたね。
サマーセールの時点では特に目立った血ではなかったはずですが、ひとつ上の半兄ベアバッキューン(父モズアスコット)が無敗の4連勝で川崎の重賞ふたつを圧勝を超える圧勝。
4レースとも逃げて上がり最速、2着との着差を1.4秒以上離すというとんでもない成績を残しています。
残念ながら骨折のため全日本2歳優駿や羽田盃は絶望的となりましたが、今年の地方代表を張れる超逸材。
そんな偉大な兄をもつ注目馬になってしまったゴールドマッシモの23。
こちらも兄姉たち同様ダートで賞金を積み重ねてくれる存在になるでしょうか。
馬体は綺麗な青鹿毛でフレームも中身もしっかりしていて好印象。
ただ歩き方があまりにのんびりしすぎていて、ポテンシャルをいかしきれなさそう。
去年特に歩様の印象の悪かったゴールドジャケット(ゴンクールの22)と見比べたらゴールドジャケットが機敏に見えました。嘘でしょ。
もったいないです。
21.サクセスベルーナの23 めす 鹿毛
父サートゥルナーリア 母父シンボリクリスエス 4/15生
一口 6.4万 / 総額 2,560万
栗東 吉岡厩舎予定
生産 浦河 高岸順一(母14歳 8番仔)
セレクションセール 1,760万落札
体高157 胸囲178 管囲20.0 馬体重454
血統A 馬体C 顔B 歩様B
総合B
血統通りといいますか、非常に高い人気であることが執筆時点でもひしひしと感じられます。
少し脚元は不安(絶対20はない)ですが、馬体も上品に整っており、父同様芝の2000前後で活躍の見込めるのではないでしょうか。
ダート一族でもこの子は芝でしょう。
歩き方もスムーズです。
もう少しパワーがつけばさらに良くなると思います。
人気上位にふさわしい馬ですね。顔も美人さん寄り。
22.シャンハイロックの23 めす 鹿毛
父モズアスコット 母父ロックオブジブラルタル 4/3生
一口 6.2万 / 総額 2,480万
栗東 寺島良厩舎
生産 日高 新生ファーム(母15歳 10番仔)
セレクションセール 1,540万落札
体高154 胸囲175 管囲20.0 馬体重468
血統C 馬体B 顔A 歩様C かわいさS
総合C
ろくまん!?!?!?!?
今世代の中でも屈指のギャンブル枠ですね。
ただお尻は大変発達していて、いいパワーを持っていそうです。
歩き方は少しぎこちなく、そのパワーに見合った動かし方がまだできていないかな?
たいへん人懐っこい子らしいです。
顔も綺麗だしファン人気は高そう。
あとシャンハイロックとその子たちだけ謎の水遊びをする癖があるらしいです。かわいすぎ。
アイドル枠ですね。
(リンクひとつめのとねっこがこの子のはず)
23.ショウリダバンザイの23 めす 鹿毛
父タワーオブロンドン 母父プリサイスエンド 4/7生
一口 4.0万 / 総額 1,600万
美浦 辻哲英厩舎予定
生産 新ひだか タイヘイ牧場(母16歳 8番仔)
八戸市場 1,045万落札
体高151 胸囲174 管囲20.0 馬体重434
血統B 馬体B 顔C 歩様A
総合A
セール出身ですがそういや八戸市場は触れてなかったですね。
母は道営記念や浦和桜花賞、ロジータ記念など地方の重賞を多数制覇し、地方屈指の牝馬として活躍したショウリダバンザイ。
繁殖としても平和賞を勝ったマカベウスや、2歳戦線を盛り上げたヴィブラビなど南関で活躍馬を複数送り出しています。
半姉のグロリオサリリー(父ストロングリターン)も2年前の八戸市場で落札されノルマンディーへ。
地方募集となったものの、デビュー戦で骨折の大怪我を負い、引退。
本馬はそんな姉のリベンジ募集ともいえるでしょうか。
今回は中央募集ですが、やはりダート路線ですかね。
タワーオブロンドンのダート適性がまだまだ未知数ですが…地方では割と勝ってるので大丈夫かな。
タワーオブロンドン×プリサイスエンド×ジェイドロバリーという現代日本競馬とは思えない血統で、サンデーもキンカメも一滴もなし。
将来の繁殖としても幅の広そうな馬です。
少し敏感そうなところはあるものの、歩き方もキビキビしていて良好。
全体的にまとまりの良い馬だと思います。
馬は良いのですが、厩舎はパワハラ濃厚でNG。
24.シルヴァーコードの23 めす 黒鹿毛
父イスラボニータ 母父スウェプトオーヴァーボード 3/12生
一口 3.4万 / 総額 1,360万
美浦 小嶋茂之厩舎
生産 岡田スタッド(母11歳 4番仔)
体高153 胸囲183 管囲20.0 馬体重482
血統C 馬体B 顔A 歩様C
総合B
目がくりっとした優等生っぽい顔。
いとこに今年のかしわ記念勝ち馬シャマルがおり、半姉プラティクレール(父ロージズインメイ)もノルマン現役馬として1勝クラスでがんばっています。
母シルヴァーコードも芝短距離で3勝。
この子も同じような芝1200〜マイルですかね。
イスラボニータなので馬格がしっかりしているのが良い。
歩き方もスッスッと前に足を運ぶ綺麗な歩き方。
顔つき通り性格は良さそう。
しかしちょっと左右のバランスが崩れることがあるのが気になります。
25.ダンシングクイーンの23 めす 鹿毛
父インディチャンプ 母父Giant's Causeway 4/9生
一口 6.8万 / 総額 2,720万
美浦 宮田敬介厩舎予定
生産 日高 若林順一(母17歳 9番仔)
セレクションセール 1,980万落札
体高155 胸囲177 管囲20.0 馬体重454
血統B 馬体C 顔B 歩様C
総合C
セール時と印象さほど変わらず。
歩様も歩幅は狭めで、首遣いはいいものの特に魅力は感じないです。
悪いとまではいかないんですが、ちょっとこの金額では割高かなという感想。
成長して脚や上背、胴と全体的に伸びてくれれば。
26.テルヌーヴの23 めす 鹿毛
父ディーマジェスティ 母父Henrythenavigator 2/28生
一口 2.8万 / 総額 1,120万
美浦 千葉厩舎予定
生産 岡田スタッド(母11歳 6番仔)
体高150 胸囲177 管囲19.5 馬体重436
血統C 馬体C 顔Equinox 歩様B
総合C
これまでは産駒全頭ホウオウ小笹氏に売っていたのに突然クラブに来るのはハズレ臭がすごいです。
ハズレは混ぜてないって言ったらしいけど本当ですか???
半姉にフェアリーS 2着のホウオウカトリーヌ(父マツリダゴッホ)がいますし、今年デビューのホウオウヌーヴォー(父サトノダイヤモンド)も新馬戦3着とまずまずのスタート。
彼女たちより期待度は低いということですから、あんまり手は伸びないですね…
カタログ写真を見ていた時はビックリしたような目が特徴的だな〜と思っていたのですが、別の写真や歩様動画見ると右目は普通に黒々として綺麗なんですよね。
つまりイクイノックスタイプ。左右反対ですが。
歩幅は大きく、歩き方は案外悪くないです。
ちょっと気が荒いかもしれません。
見える情報だけ見ると普通に安価でお買い得っぽく見えるのですが、やはりホウオウに売らなかったことだけが引っ掛かります。
27.トップスカーレットの23 めす 栗毛
父カリフォルニアクローム 母父ダイワメジャー 4/26生
一口 2.4万 / 総額 960万
美浦 高柳瑞樹厩舎予定
生産 岡田スタッド(母14歳 9番仔)
体高149 胸囲172 管囲18.5 馬体重412
血統C 馬体D 顔C 歩様C
総合D
ちっちゃい。
今年は結構サイズ大きめでみんな来てたので、目立ってちっちゃい。
しかも初仔でもなんでもない。
いとこにスルーセブンシーズがいたりする牝系ですが、母は小粒な産駒ばかり。
ちょうど半姉のストーリーズ(父ヨハネスブルグ)も小柄で、3歳春に398kgで出走したことも。
最終的には430前後で落ち着き、岩手で3勝を挙げましたが、馬体が安定したのは4歳になってから。
3歳未勝利期間までに身体はとても間に合わない気がします。
動きも軽さはあるもののこじんまり。
多分普通に身体が軽い分軽さが出てるだけで、パワーがありそうとかそういう感じはしませんでした。
正直オススメはできないと思います。
28.フサイチリニモの23 めす 鹿毛
父イスラボニータ 母父ジャングルポケット 3/10生
一口 3.4万 / 総額 1,360万
栗東 宮地厩舎予定
生産 岡田スタッド(母19歳 9番仔)
体高152 胸囲173 管囲19.0 馬体重418
血統B 馬体C 顔B 歩様C
総合C
叔父にリアルインパクト、ネオリアリズム、アイルラヴァゲインが並ぶ豪華な家系。
ルミエールオータムダッシュを勝利した長兄アペルトゥーラ、名古屋で6勝を挙げたマグレブ(いずれも父マツリダゴッホ)に続いて10年ぶり3頭目の産駒募集。
こちらも最近はホウオウさんのお得意先でしたが、今回はクラブへ。
既に完成したよといいたげなバランスの馬体ですが、写真の印象より案外小柄。
イスラボニータなのでここからの成長もあるでしょう。
宮地厩舎は川村調教師逝去による10月21日に前倒し開業という実質新規開業厩舎で、フサイチリニモの23がnetkeiba登録第一号。
こちらにも注目です。
歩幅はもうすこし前に踏み出してほしいですね。
動きはまだまだ成長を予感させるので、将来性の馬ですね。
29.ブレイジングの23 めす 鹿毛
父リアルスティール 母父パイロ 3/29生
一口 3.3万 / 総額 1,320万
栗東 高橋一哉厩舎
生産 新ひだか チャンピオンズファーム(母11歳 6番仔)
サマーセール 770万落札
体高154 胸囲177 管囲19.5 馬体重424
血統B 馬体D 顔B 歩様C
総合C
絶対19.5もないですって。良く見積もって19.1ですよ。
ノルマンディーは零捨一入を採用しているので。騙されんぞ。
セール時の記事で「気も悪そう」って書いたらカタログで「私、穢れを知らないピュアピュア!」みたいな証明写真を送ってきました。騙されんぞ。歩き方で滲み出てるからな。
きょうだいは今のところブルアモーレ(めす 父ジャスタウェイ)が1勝している程度で、特に活躍はなし。
イマイチ祖母ブリクセンの活力を生かしきれていません。
この馬自身は現代ダートここに極まれり!みたいな配合ですので上手く成功してほしいとは思うんですけどね。
30.マックスユーキャンの23 めす 栗毛
父マジェスティックウォリアー 母父ゴールドアリュール 2/19生
一口 4.1万 / 総額 1,640万
美浦 稲垣幸雄厩舎予定
生産 岡田スタッド(母12歳 5番仔)
体高156 胸囲176 管囲20.0 馬体重450
血統B 馬体C 顔B 歩様C
総合C
母の産駒で一番(というか現状唯一)成功したマックスウォリアーの配合を5年ぶりに再現。
未勝利戦勝ち直後に亡くなった全兄に続く活躍を期待したいところ。
また、ひとつ上の兄ゴンクール(父ノヴェリスト)もノルマンで先日デビュー済。2年連続の募集ですね。
父は高齢ながらようやくダート界を中心で盛り上げる存在になりつつあるマジェスティックウォリアー。
ちょうどラムジェットも同じマジェスティックウォリアー×ゴールドアリュールですからね。
本馬もダート中距離が主戦場になるでしょう。
歩き方はややゆったり。気が立っているのか、ずっと尻尾が上がっています。おこうま。
ちなみにツアーでも放馬したらしいです。
普段はおとなしいってコメント出たらしいけど絶対嘘でしょ。
表に出てるシーンの2/2やってんですよ。
それはもうそういうことでしょ。
全体的に特に可もなく不可もなく。
マジェゴルア配合にロマンを感じたいなら。
31.ライムスカッシュの23 めす 青鹿毛
父ゴールドドリーム 母父キングカメハメハ 5/11生
一口 3.2万 / 総額 1,280万
栗東 羽月厩舎
生産 新ひだか 嶋田牧場(母11歳 7番仔)
サマーセール 770万落札
体高154 胸囲181 管囲20.0 馬体重469
血統C 馬体B 顔B 歩様C
総合C
ゴールドドリーム×キングカメハメハということでダートで期待されてそう。
5月生まれですが既にかなり立派な馬体。
ダート馬として頼もしいですね。
管囲は堂々の20.0。1ヶ月で1cmデカくなる部位じゃないですよ!
歩様はややかためで、前後がややチグハグ。
そして尻尾がずっと上がってます。なんでおこうま連番してるの?
まあゴールドドリームだからいいか…
価格もお手頃で、怪我さえなければ全くの不発ということはなさそうな馬。
気性と脚元だけですね。
32.ラインレジーナの23 めす 芦毛
父ウインブライト 母父サクラバクシンオー 4/10生
一口 3.5万 / 総額 1,400万
栗東 角田晃一厩舎
生産 岡田スタッド(母21歳 10番仔)
体高149 胸囲172 管囲19.5 馬体重414
血統B 馬体D 顔C 歩様A
総合B
半姉にピクシーホロウ(父キングヘイロー)。母としてピクシーナイトとフェーングロッテンを送り出した名牝です。
ラインレジーナ産駒としてはノルマンディー3頭目。
10年ほど前に岡田スタッドに来てから突然驚くほど受胎率が悪くなり、本馬を受胎する前の2019〜2021にかけては3年連続不受胎。
昨年は種付しておらず、本馬がラストクロップとなりました。
エンジェルティアラ(めす 父マツリダゴッホ)は未勝利終了後園田で3勝を挙げて中央リターン。
パンテレリア(牡 父イスラボニータ)は中央で2勝を挙げ、2勝クラスで現在も奮闘中です。
この子もちっちゃいですね。4月生まれなので大きくなる望みはあるとは思いますが、他のきょうだい全員450〜490のちょうどいいラインにまとまっているので、かなり異質。
丸3年空胎が続いて、小さくなってしまったとかあるんですかね…?
ただ歩様は素晴らしいものがあります。
非常に整ったバランスで、シャキシャキ、歩幅もあり、身体の使い方はうまそう。
芝で幅広い条件に対応できそう。
馬体さえ、馬体さえ…
総括
ここまでありがとうございました。
個人的評価上位は
01 アイリッシュビートの23
23 ショウリダバンザイの23
08 シークエルの23
21 サクセスベルーナの23
12 バードオンアスクの23
05 カグラヒメの23
あたりでしょうか。
馬体さえよければ
18 ルナマーレの23
32 ラインレジーナの23
の2頭もこの中に間違いなく入って来られると思うんですが…
成長の展開が鍵ですね。
私は予算と相談して、アイリッシュビートかシークエルのどちらかを選ぶことになるかなと思います。
ショウリダバンザイは厩舎共演NGなので…