おそるべきauポイントの怪奇システム
久しぶりに投稿がこんな内容になるとは。
きっかけは、うちの経理担当からの一言だった。
「KDDIの請求書に、auポイントが14,000点ついているので、auペイで使ったほうが良いですよ」と。
見てみると確かに14,100ポイントついており、2月末に290ポイント失効することになっている。
しかし、auペイのアプリを見ても使い方は書いてないし、ポイントを確認しても14,000ポイントもついていない。
困った私は「お問い合わせ先」の電話番号に電話してみた。電話がお化けよりも嫌いな私が意を決して電話するくらいなので、1度のやりとりで簡単に解決させようと鼻から激しく息を吐きながら電話に臨んだのだ。
担当は比較的すぐに出てくれたので、要件を話すと「承知いたしました。係のものから折り返しお電話させていただきます」とのこと。まあ、この担当者ではうまく説明できないのだろうと思い、電話を待つことにした。
1時間ほどして、別の担当者から電話がかかってきた。小さな声で丁寧に話していて、年齢的には40代〜50代の女性に思える。簡単な本人確認を行ったあと、信じられないやり取りが始まった。
「お客様は『KDDIまとめてオフィス』というサービスに入られており、ポイントを利用するには『カウネット契約追加申し込み』への登録が必要となります。これはKDDIが『カウネット』の代理店となることを了承いただくために必要な手続きでございます」
「はい…」
「申込みが完了すると、数日して『申し込み受付けが完了しました』というメールがご登録アドレスに届きますので、『カウネット』にログインしていただきます。同時に、電話帳くらいの厚さのカタログが届きます」
「はい…」
「そのさい、ログインIDはお申し込みの電話番号になりますので、『パスワードを忘れた方』をクリックしていただいて、仮のパスワードを発行していただきます」
「は、はい…」
「発行された仮のパスワードを入れますと、商品を選べるようになるのですが、そのとき『お支払い』のところで『カード』を選択しないでください。『カード』を選択すると、そのカードに請求がいってしまいます」
「は?は・い・・・」
「『お支払い』は何も選ばないでください。それでも購入画面を進めることができます。購入が完了したらごポイント利用申請のお手続きをお願いします」
「はい…」
「『KDDIまとめてオフィス』に入っていただき、『カウネット購入/請求履歴』からお買い求めになった商品を選んでください。ただ、この申請を行うのはタイミングがあります」
「はい…」
「ご購入いただいた日の翌月の第4営業日から15日までの間に申請いただきます。たとえば、3月6日に購入したとします。その申請ができるのは、翌月4月の第4営業日、つまり4月6日から15日までの間となります」
「はい…………」
「そこでご利用されるポイント数を入力して、最後に『申請』ボタンをクリックしてください」
「はい…………」
「ここまでで何かご不明な点はありますでしょうか」
「あの……」
「はい」
「あなたは、毎回この説明をされているんですか?」
「はい。初めてご契約された方にはご説明させていただいております」
「あの…もうしわけないんですけど、まったく意味が無いので、使わないと思います」
「は………」
「こんな複雑なことをやってまでオフィス用品を買おうとは思わないし、たぶんこの電話を切ったら全て忘れていると思います。それなら、毎月の支払いからポイント数分を引くサービスで良いと思うんですけど?申請されたくないなら、最初からそんなポイント付けなければ良いですよ」
「はい……」
「今どき、ポイントを使うのにこんなしち面倒臭いやり方をするなんて笑っちゃうし、また説明書を見ないとわからないですよね。しかも、電話帳ぐらいのカタログって…(苦笑)、注文はウェブでするのに、分厚い紙のカタログって必要なんでしょうか。もしかして毎年送られてくるとか」
「はい……」
「いやいや、あなたに言っても意味ないと思うので、上の方に挙げておいていただけますでしょうか。意味ないですよこんなポイント」
「はい。いただいたご意見として挙げておきます」
「ご苦労さまです。大変だと思いますが、頑張ってください」
「はい。ありがとうございました」
うるさいオヤジだと思われたか、オペレーターさんたちのお茶の時間に話題にされて笑われるくらいだろうなあ。
それにしても、KDDI恐るべし。
応援しているから電気代もまとめているんだけどね。
今日のやりとりが上の方に伝わりますように……
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