私たちが創っているのは「居酒屋料理」というジャンル【代表よもやま話⑲】
いらっしゃいませ! 養老乃瀧株式会社代表・矢満田敏之(やまだ・としゆき)のコラム。
第19回目は、最近観たドキュメンタリー作品についてお話しします。
ぜひ、最後まで読んでみてください!
■『アグリー・デリシャス 極上の“食”物語』
気晴らしにNetFlixを観ることがあります。
やりすぎると時間の溶け方が尋常ではなくなるので(笑)、気をつけながら鑑賞しています。
好きなジャンルはドキュメンタリーです。先日、友人から勧められたデイビット・チャン主演『アグリー・デリシャス 極上の“食”物語』を観ました。
これは面白い! おすすめです!
現在シーズン2まで公開されている本作ですが、毎回、世界各国のさまざまな食と料理人が登場します。世界中の食材や独自の調理方法が紹介されるので、いつも興味深く見ています。
■変わらないものは「おいしいものを食べた時の笑顔」
本作では伝統的な食を守ろうとする人がいる一方、新しいおいしさを生み出そうとする人も登場します。
どちらにも共通していえるのは、自分たちの食や食文化に強い誇りとこだわりを持っている、ということです。
食に対する愛情が深いからこそ、探究心が生まれ、料理が磨かれていくのですね。
また、イタリアで発祥したとされる「ピザ」が国境を越えてアメリカに渡り、独自の「ピザ」を形成していったように、さまざまな文化の影響を受けながら形を変えていくことも、食の面白さだと気づかされます。
逆に変わらないものは、おいしいものを食べた時の笑顔でしょうか。これは各国共通ですね。
残念ながら、居酒屋は本編ではまだ取り上げられていません。
※NetFlixさん、当方の準備は整っております(笑)。
居酒屋は特定の料理の専門店ではないので、個別の商品についての印象は薄いかもしれません。しかしながら、ジャンルにこだわらずにさまざまな商品を取り扱うからこそ、従来の枠組みにとらわれない「おいしさ」をお客様に提供できる。そう自負しています。
私たちは「居酒屋料理」というジャンルを創っているのです。
何より当社には、料理への愛情が強い、食いしん坊なスタッフが多くいます。彼らとともに、これからも「笑顔が集う場所」を創っていきたい。そう思っています。
(終わり)