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ちょっと変わった「恵方巻」と、新たな専門店作り【代表よもやま話⑤】

 いらっしゃいませ!  養老乃瀧株式会社代表・矢満田敏之(やまだ・としゆき)のコラム。第5回目は、この2月に販売した「恵方巻」そして昨年から始めた新たな取り組みについて語ります。

 ぜひ、最後まで読んでみてください!

今やすっかり定着した「恵方巻」。

 2022年は年始早々、いわゆる第6波に見舞われ「蔓えん防止等重点措置」が発令されるという厳しいスタートになりました。

 対象エリアにおける弊社グループ店舗は、またもや時短営業や休業を強いられています。年末から年始にかけて、徐々にではありますがお客様が戻られ始めた矢先だっただけに、残念でなりません。お客様にはまたご迷惑をおかけしてしまいますが、今しばらくお待ちいただければと思います。

 厳しいスタートとなった1月が終わりに近づいたころ、街中のいろいろな所で「恵方巻き」の文字が見られるようになりました。

 恵方巻きは確かな起源はないそうですが、江戸時代から明治時代にかけて大阪で始まったといわれています。太巻きにかぶりついて一気に食べることで、その年の幸運や商売繁盛を願っていたとのことで、これが90年代から徐々に全国に広がっていきました。

 特にこの数年、節分に恵方巻きを食べることが、行事としてすっかり定着した感があります。居酒屋店舗の営業がままならないコロナ禍。今年は当社でも初めて、恵方巻きの販売にチャレンジしました。

「キンパ」を恵方巻にした理由。

 一般的に恵方巻きというと、海苔の上に酢飯を広げ、卵やきゅうり、しいたけや桜デンブなどの具材を乗せて巻いた、いわゆる普通の海苔巻きを使うことが多いですが、当社では今回、ひとひねり加えてみました。

 私どもで販売した恵方巻は、「プルコギ海苔巻き」「サムギョプサル海苔巻き」。そう。韓国料理の「キンパ」(韓国風海苔巻き)です。

牛肉を甘く味つけしたプルコギや香ばしく焼いた豚肉と、ほうれん草ナムルや人参ナムル、玉子焼き、カニ風味スティックなどを1本1本丁寧に巻き、食べ応えのあるボリューミーなサイズに仕上げました

 いわゆる日本の「海苔巻き」ではなく、なぜ「キンパ」なのか。

 理由をお話しましょう。

 私たちは、キンパのおいしさには自信を持っています(ちなみに、養老乃瀧やだんまや水産、一軒め酒場のメニューではありません)。

 実は当社、昨年3月に「韓激」(かんげき)という屋号の韓国料理専門店をオープンさせています。

 場所は、プロ野球球団である埼玉西武ライオンズの本拠地である「メットライフドーム」(2022年3月1日から「ベールーナドーム」に変更)の外野席側。こちらで販売したキンパがお客様にとても評判よかったので、これを今回「恵方巻き」として販売してみたのでした。

韓国料理を深掘りした「韓激」。

 当社は「総合居酒屋」の運営を中核事業として位置づけています。昔も今もこれからも、それを変えるつもりはありません。

 その一方で昨年より、新しいチャレンジにも乗り出しました。

 実は当社の業態は、例えるならフードコートのようなもの。総合居酒屋を続ける中で、多種多様、さまざまなジャンルのレシピを開発し、商品化するノウハウが積み重なっていました。それを生かし、各ジャンルを深掘りした専門店作りを始めたのです。

 その一つがこの「韓激」なのでした。

 西武ドームでご好評いただいたことから、当社では昨年11月、新たな試みとして「韓国食堂 韓激」南砂町店(東京都江東区)を作りました。西武ドームで展開している「韓激」の路面店ということです。

 次回は引き続き、この「韓国食堂 韓激」についてお話したいと思います。

 お楽しみに!

(終わり)

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