「bio sake dining Ring Ring」さん、「千代菊」さん、「Bond&Co」さんをお招きして、第20回「養老乃瀧で日本酒を楽しむ会」を開催しました!
日本各地の名だたる酒造メーカーさんをお招きし、おいしさへのこだわりをお聞きしつつ、自慢の銘柄を養老乃瀧のお料理とペアリングして楽しんでいただく「養老乃瀧で日本酒を楽しむ会」。いよいよ、今年も始まりました。
ここでは2024年初開催となった、4月10日水曜日に行った会の模様をレポートします。
■「bio sake dining Ring Ring(ビオサケ ダイニング リンリン)」さんがセレクトしたオーガニック日本酒
今回はいつもの日本酒会と少し趣を変え、テーマは「オーガニック日本酒」。東京都渋谷区にある飲食店「ビオサケ ダイニング リンリン」さんがチョイスした、とっておきの5銘柄をご用意しました。
今回お招きしたのは同店のオーナー・松田誠司さん、そして「千代菊」坂倉吉則さん、そして「Bond&Co」ボンド亜貴さん、リチャード・ボンドさんご夫妻です。
松田さんが最初にご紹介くださったのが、岐阜県羽島市の「千代菊」さん。1738年創業の由緒ある酒造メーカーさんです。
今回は、同社取締役会長の坂倉吉則さんが来てくださりました。
羽島市は木曽川と長良川という大きな川が流れており、水がとても豊富。そして伊吹おろしという冷たい風が吹く地域で気温が低く、日本酒作りに適しています。主に使用しているのは長良川の軟水。軟水はミネラルが少ないため、ゆっくりと発酵が進んでいきます。そのため同社の手がける「千代菊」は、カドのない丸みのある味わいが特徴です。
■「素晴らしいアイガモ農法を、絶対にやめてはいけない」
そして松田さんが次にご紹介くださったのが、福島県会津若松市の「Bond&Co」さん。こちらの『ロハ酒』の原料は、アイガモを使った「アイガモ農法」で作った有機米です。
アイガモ農法とは、トレーニングされたアイガモを田んぼに放すことで害虫駆除や除草を行い、健康なお米を作る栽培法をいいます。このお米作りとロハ酒の販売を手がけているのが「Bond&Co」のリチャード・ボンドさん・ボンド亜貴さんご夫妻です。
ボンドさんご夫妻が日本酒造りに携わるようになったきっかけは、亜貴さんにありました。大学卒業後にポーランドに渡り、日本語教師として10年ほど働いていた亜貴さんの実家はもともと13代続く農家で、お父様が50年にわたりアイガモ栽培の稲作を行ってきました。亜貴さんは実家を継ぐつもりではありませんでしたが、心変わりしたきっかけが東日本大震災でした。
亜貴さんが家業を継ぐ決意をした背景には、スコットランド出身でもともとアーティストであり自然愛好家でもあったリチャードさんの、アイガモ農法に対する助言もありました。
リチャードさん「こんな素晴らしい農法を絶対にやめてはいけない。二人でそう話したことがきっかけでした」
亜貴さん「そんな時、郡山にあるロハス工学を研究している日大工学部環境生態工学研究室からご連絡をいただき、アイガモ農法を使ったお米で一緒にお酒を造ろう、という話になったんですよ」
ロハス工学を研究している日大工学部環境生態工学研究室とのコラボレーションで生まれた「ロハ酒」は、ボンドさん夫妻が作ったコシヒカリを使い、喜多方市にある峰の雪酒造さんが造ったもの。米の密度がしっかりしたアイガモ栽培米ならではのきれいな酒質と重みのある味わいとなっています。
■今回持参いただいた銘柄と、ペアリングしたおつまみは?
今回持参いただいた「千代菊」4銘柄と「ロハ酒」、そしてペアリングしたおつまみをご紹介しましょう。
①「千代菊」うさぎと山田錦
②「千代菊」すずめと雄町
③「千代菊」いぬとあきたこまち
④「千代菊」ねこと朝日米
⑤ロハ酒 一回火入れ
この日の模様は「日本酒チャンネル by養老乃瀧」にもアップされています。
■「養老乃瀧で日本酒を楽しむ会」今後の予定
養老乃瀧ではさまざまな酒造メーカーさんをお招きし、日本酒のおいしさの秘密に迫るイベント『養老乃瀧で日本酒を楽しむ会』を定期開催しています。2024年5月以降の予定は以下の通りです。
次回は5月8日。秋田県より、小玉醸造さんをお招きする予定です!
皆様、ふるってご参加下さい!
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では、また!
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