状況に潰されるな〜ブライト・ノアと岡田武史さんに感じる共通点とSDGs的理念
ブライト・ノアって、SDGsやん
カツ・レツ・キッカにシンタ・グムもですが、最初のホワイトベースはじめ民間人も無事に輸送。戦艦の統率もあったものじゃなくても、不器用で怒りっぽくても、結果的に誰ひとり取り残さず戦ってきました。おかしいことは地球連邦軍の高官にも抗い、我が身より子どもたちに恥じない判断を優先しています。そして、地球の重力に溺れた地球連邦軍がどんなけ腐っていても、地球を汚染させなかったですよね。
そんな折に見つけたこの本をポチッと買ったら、なんと「ガンダムユニコーン(ガンダムUC)」で再登場する前の発刊でした。つまり、発言集は「逆襲のシャア」まで。なんと残念な。
ブライトの一番好きな言葉は、ガンダムUC第13話でバナージ・リンクスを奮い立たせるこの一言です。
状況に潰されるな
絶望を退ける勇気を持て
ブライト・ノアには、17目標169ターゲットに合わせようという世の「状況」に関係なく、「誰ひとり取り残さない」理念が通った人に思えます。
そして、この「状況」という言葉でもうひとり。
サッカー元日本代表監督でFC今治会長の岡田武史さん。
岡田さんがサッカーのプレーを言語化・定義化した「岡田メソッド」においても、
これまでは状況で指導していた
とテレビ東京「FOOT×BRAIN」(2020年5月16日放送)で語っています。
岡田さんが今治で目指すことや現在地の解説はほかにお任せするとして、
「持っていたら価値が減っていく『ありがとう』を見える化した仮想通貨を配るんです。早く回さないと価値がなくなるので『ありがとう』がどんどん回っていきます」
という感性の豊かさに度々痺れます。ちなみに、僕が岡田さんの思考に興味を持ったのも「感性」にまつわる一冊でした。
職場で「状況に応じて」「臨機応変に」としか言えない上席の方々、いっぱいいますよね。型や理念、ビジョンやゴールが見えているでしょうか。もちろん、状況を無視していいとは言いません。岡田さんが「守破離」で言われるような「型」があった上で「型破り」なことをするには、その先の状況まで掴めていることが重要ですから。他方、目の前の状況に潰される現場には、そうした「型なし」の人たちと、意図でなく「指示」で動く人たちしかいないのでしょう。
最後は、ガンダムに戻ります。
ガンダムは2020年に誕生40周年を迎えました。と言うことは、2030年には50周年。SDGsの目標達成年です。
これは、偶然でしょうか。
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