竹ペンで描く猫 その21 初猫と暮らすということ
イラストレーター・漫画家のyoritomoです。
日々のドローイング。先輩猫を描き続けています。
ドローイングのために写メを漁っていると、
拾ったばかりの頃を色々思い出します。
初めて、猫(ホッケ)を保護した瞬間。
あまりの責任の重さに、猫が入った籠がずっしりと感じ
やや涙目になりながら、家に帰っていった覚えがあります。
拾ってからの3日間は、タンスの下に籠城。
3日目。ご飯が入った皿を直接差し伸べたら、
とたんに瞬間表情が変わり
「え?…食べていいの??👀」(まさか、いい人?)
この、驚きのホッケの顔。夫しか見ていない。
いまだに悔しいと思う。
それからというもの
日々重なるに連れて、タンスの下から、段々と猫手が伸びてくるようになり、
次は身がはみ出てきて…夜中限定で家の中をうろつくようになったのです。
毎朝毎回、リビングで猫がくつろいでいるところを
「あっ…!」と驚いて声を出してしまい、
引っ込まれてしまう日々(猫慣れしていない夫婦でした)
あの頃は、
生き物が同じ住居空間にいることは、奇跡に近い気持ち。
猫が寝転がっても、足を舐めても、何やっても「きゃー💞」
と騒ぎたてる人間たち。
初猫と暮らすということ。
アイドルと一緒に暮らす、そんな感覚でした。
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