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【FP2級勉強記録】お金で教育を諦めないための制度を覚える

誰が言い出したのか「子どもひとり育てるのに3000万円かかる」なんて言説がまことしやかに流れる今日この頃。経済的理由から「子どもはひとりがせいいっぱい」というご夫婦も少なくないと聞きます。世知辛い時代だな。
子どもが学ぶ機会を経済的理由で諦めないで済むように、今ある制度はしっかり知っておきたいものです。

今日もFP2級のライフプラン分野について動画で勉強していきます。


こども保険(学資保険)

(動画内1分00秒あたりから)
過去問とかを見た体感、あんまり試験に出ないような気もしますが……。
保険会社が販売していて、入学などの節目にお祝い金や満期金が支払われる保険。契約者(親)に万一のことがあった場合は、以降は保険料を払わなくてもよくなり、そのままお祝い金や満期金は節目ごとに受け取れる。
保険会社が売る保険にだいたい共通しますが、「現時点でお金の蓄えのない人が、万一の時のために入っておくもの」というのが特徴ですかね。生命保険との違いは「契約者が死んだ時点で終わりではない。子どもの成長を見届けるまで続く」という点か。

教育一般貸付(国の教育ローン)

(動画内2分35秒頃から)
日本政策金融公庫さん。親方日の丸の金融機関。コロナ禍で資金繰りに困った時にお世話になった会社も多いんじゃないでしょうか。あなた教育ローンもやってらしたのですね。
せっかくなので公庫さんのウェブサイトに行き、「教育一般貸付」のページを閲覧します。

なんかこのページで赤文字太文字で強調されてたり、イラスト付きバナーになってる部分がけっこう過去問にも出ている気がします。
「上限350万円」「返済期間は最長18年」「固定金利」
「日本学生支援機構の奨学金と併用できる」
「海外留学もサポート」「ひとり親家庭・交通遺児への金利優遇」
「中学校卒業以上のお子さまのさまざまな学校、幅広い用途に対応」
「定期券代、在学のためのアパート代、パソコン購入費など」
「在学期間中は利息のみのご返済も可能」

過去問にあった中で「学生本人が申込人になれるかどうか」については、『利用条件』ページの「よくある質問」に記載がありました。

こう、教育資金の準備に悩む親の気持ちで眺めると少し頭に入りやすくなる気がします。


奨学金制度(日本学生支援機構等)

(動画内4分30秒くらいから)
聞き覚えのない団体名だなぁと思ったら、私の世代で「日本育英会」と言われていた団体等複数団体が集まってこの団体になってたんですね。
これも日本学生支援機構のウェブサイトを眺めてみます。

よく試験に出る「貸与奨学金」について。
第一種は無利子(条件厳しい)、第二種は有利子(条件ゆるい)。
第一種は返済方法が2種類ある(第二種は定額のみ)。
保証制度は2種類(人的保証と機関保証)のどちらかから選ぶ(第一種・第二種ともに)。
海外留学にも使える返還が難しい事情が出来た場合のための制度がある
給付型とあわせて貸与型を借りることは(一応)可能

ページがあっちこっちしてるなぁとは思いましたが、こうやって情報を掘り起こす作業も記憶の定着に一役買っているかなぁとポジティブにとらえてみます。


結局教育ローンも貸与型奨学金も、いつか返さないといけないのは変わりない。教育資金が「人生三大資金」に数えられるほど金額が大きいことにも変わりはないのですが。
それでも「この制度をもっと早く知っていれば、選べた進路があったかもしれない」なんて後悔が起こらないよう、制度はしっかり広く知られてほしいものだなぁと思いました。




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