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寄居町で見つけた“線になる瞬間”――心を動かす活動の面白さ

地域活性化、という言葉はよく耳にするけれど、実際にどんな活動なのか、どんな面白さがあるのか、イメージしづらい人もいるかもしれません。

私もずっと何かやりたいとは思っていましたけど、具体的に何をどうやって進めればいいのかという部分がいまいちよくわかっていなかったように思います。

しかし、埼玉県寄居町での活動を通して、その面白さを肌で感じるようになりました。

特に、「点と点が線になる瞬間」の体験は、地域活性化活動の醍醐味と言えます。


寄居町との出会い、そして最初の活動

私が寄居町と関わるようになったきっかけは、2023年の「月1からはじめる“二拠点×小商い”チャレンジプロジェクト」への参加でした。

「二拠点生活」や「小商い」といった言葉に漠然とした憧れを抱いていた私は、寄居町というフィールドで自分の可能性を試してみたいと思い、参加を決意しました。

あと、距離がちょうどよかったというのもあります。

あまり遠いところで開催されても行けませんが、寄居町くらいの距離なら定期的に通えるなと思えたのが大きなポイントです。

群馬からでもそうですが、都内の方から参加されている方も多くて、都内からもちょうどよい距離感なのでしょう。

だから、このプログラムを通して、埼玉の方はもとより、都内や神奈川方面にお住まいの方との交流が増えました。

ちょうど寄居町が真ん中になっていいんですよね。

埼玉県大里郡寄居町。

私自身が群馬在住ということもあって、埼玉県北部の寄居町は町の名前はそれまでも聞いたことがありました。

ですが、今までの人生でまったく接点がなくて…

学生の頃とか「埼玉県北部に住んでいる女の子と付き合ってみたい!」みたいな目標はありましたけど、その目標を達成することもなく(笑)

どんな町なのか、どんな人々が暮らしているのか、全く想像もつきませんでした。

しかし、実際に町に足を運んでみると、そこには予想をはるかに超える魅力が溢れていました。

荒川の清流、豊かな自然、歴史を感じさせる町並み、そして何よりも、温かい人々。

外から来た私たちを快く受け入れてくれる彼らの懐の深さに触れ、寄居町という町にどんどん惹かれていきました。

小商いプロジェクトでは、自分がこの町で何をやりたいのかプログラムの最終回まで見えてこなくて、その中で「寄居町の情報発信をはじめよう!」と思い立ちました。

アウトプットすることによって、自分自身が寄居町について詳しくなれるはずだという狙いもありました。何か書くネタを見つけようとアンテナも張りますしね。

点と点が線になる瞬間:トルコランプとスナックの出会い

2024年・秋には、つい先日まで「寄居ツーリズムラボ」に参加。

このプログラムでは、地域資源を活用した体験型コンテンツの企画立案に挑戦しました。

プログラム期間中には、4つの企画に関わらせていただきました。

その中のひとつをご紹介させていただきますと、トルコランプ制作事業者との出会いから生まれた企画があります。

トルコランプ制作のためだけに寄居町を訪れる理由はあるのだろうか?体験したい人が「どうしても寄居町でやりたい」と思ってくれるにはどうすれば良いのだろうか?

そう考えながら、何かヒントはないかと寄居町内を探し求めていました。

そんなとき、トルコランプ制作事業者の方からハロウィーンパーティーの招待を受けました。

会場は近所の小さなスナック。

そこで私は、店内に飾られた幻想的なトルコランプの輝きを目にしました。

薄暗い店内に浮かび上がる色鮮やかなランプの光は、まるで異世界に迷い込んだかのような不思議な感覚を与えてくれました。

事業者さんのお店でトルコランプを拝見していましたけど、薄暗い中で光るトルコランプを見るのはこのときがはじめででした。

その瞬間、「トルコランプとスナックって合うな…!」と、一筋の希望が見えたんです。

まるで、頭の中に散らばっていた点と点が一本の線で繋がったかのような感覚。

トルコランプ制作体験とスナックという空間を組み合わせた、ここでしかできないユニークな体験コンテンツが頭に浮かびました。

この経験を通して、地域活性化活動における情報収集の重要性、そして地域理解の深まりが活動に与える影響を強く実感しました。

ただ資料を読むだけでなく、実際に何度も何度も足を運び、自分の目で見て、肌で感じること。

現場に飛び込むこと。

そこで、思わぬ発見や発想が生まれる。

まさに、点と点が線になる瞬間です。

地域活性化活動の面白さ、やりがい

寄居町での活動を通して、私は地域活性化活動の面白さ、やりがいを見つけることができました。

それは、「何かを生み出す喜び」です。

地域資源の魅力を再発見し、それらを組み合わせ、人々に驚きや感動を提供できるようなアイデアを形にしていく。

そして、実際に人が集まり、笑顔で楽しんでいる姿を見る。

その喜びは、何物にも代えがたいものです。

もちろん、地域活性化活動は簡単なことばかりではありません。

地域の人々とのコミュニケーション、資金調達、企画の調整など、様々な課題に直面することもあるでしょう。

しかし、だからこそ、乗り越えた時の達成感は大きく、活動を通して得られる学びも深いものとなります。

点と点が線になり続ける未来へ

寄居町での活動は、私にとってまさに「点と点が線になる」連続でした。

人との出会い、場所との出会い、そして、自分自身との出会い。様々な点が繋がり、新たな線が生まれていく。

その過程は、まるで宝探しのようなワクワク感に満ちています。

地域活性化は、まさに「最高の趣味」「最高の生きがい」です。

https://note.com/yorii_tsukiichi/n/nc8dac3c4c6fa

私は人生を変えるほどの貴重な経験を得ることができました。

これからも、私は寄居町で、そして他の地域でも、点と点が線になる瞬間を探し求めていきたいと思っています。

そして、その経験を活かし、地域を盛り上げ、人々を笑顔にするような活動を続けていきたいと思っています。

あなたも、地域活性化を通して、点と点が線になる瞬間を体験してみませんか?

もしかしたら、あなたのすぐ近くにも、まだ見ぬ線が隠されているかもしれませんよ。

P.S.

私たちの活動が紹介されているTURNS Vol.63はこちら!

P.P.S.

TURNS WEBでも紹介されています。

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