各公演とトランプの考察 【ジャックジャンヌ】
ジャックジャンヌの公演とトランプの関係性についてまとめました。
無関係?と思いきや意外と共通点だらけ!
妄言だらけですが、気楽に読んでいただければ嬉しいです!
はじめに
トランプは♤・♧・♡・♢の4つのスートがありますが、これには各々にめちゃくちゃ意味が込められています。
それでまず確認したいのが、それぞれが表す「季節」です。
季節と言えば、各公演!
まずは各公演に対応する季節を表すスートを確認します。
新人公演(春)→ ♧(クラブ)
夏公演→ ♢(ダイヤ)
秋公演→ ♡(ハート)
冬公演→ ♤(スペード)
また、スートには赤と黒の2種類がありますが、赤は「昼」で黒は「夜」を表しています。
上で当てはめた公演で考えると、夏♢と秋♡は「昼」、新人♧と冬♤は「夜」になります。
これは立花が、夏と秋は「ジャック」、新人と冬は「ジャンヌ」を演じたことと一致しているのです。
昼=ジャック、夜=ジャンヌをご都合解釈すると、昼間の活動中は男性を演じ、夜1人の時間では女性であることを示しているのではないでしょうか。
それではここから、各公演ごとに見ていきたいと思います。
スートごとに雰囲気みたいなのがあるので、そういうのを掴みながら見ていただければと思います!
新人公演「不眠王」
新人公演のスートは♧(クラブ)です。
前述している通り、指し示す季節は春、時間は夜です。
♧は棍棒を表しており、それを持つ農民も意味します。
知識を象徴し、他にも葉が繁栄することから、幸福・成長・教養・知識・学問・平和・調和・人間関係などの意味もあります。
個人的には、内面の成長や精神的な豊かさがイメージされるスートです(ふわふわ純粋で温かい感じ)。
さて、ここで不眠王との関連性を見ていきます。
まず、立花演じる娘は、農民に近しい平民階級であったことが言えます。
さらに、皆で知恵を絞って王様を眠らせようとする様子は「知識」を連想させます。
また、最後には王様が眠れるようになってハッピーエンドの「平和」「幸福」、新1年生が「教養」「学問」を身につけ、「人間関係」を構築しながら「成長」する様も、♧の雰囲気にぴったりだと思います。
特に、新人公演では「みんなで舞台を作る」ことが強調されていたように感じたのですが、そのテーマに「調和」の意味はドンピシャだと思っています。
周りに気を配りながら舞台を作っていた立花の様子が思い出されますね。
夏公演「Weekend Lesson」
夏公演のスートは♢(ダイヤ)です。
指し示す季節は夏、時間は昼です。
♢は貨幣を表しており、それを扱う商人も意味します。
お金を象徴し、財産・富・ビジネスなどを意味するスートです。
個人的に、地に足がついた物的なやり取りや契約などがイメージされます(スパッと現実的で快活な感じ)。
この♢と夏公演の共通点を見ていくと、まず最初に思いつくのがグレートガリオンSJB ですよね。
4公演中唯一現代ライクな舞台になっている夏公演は、まさに「ビジネス」を彷彿とさせます。
立花演じる向井もこの企業の社員で、商人に通ずるものがあります。
一応ダンス教室もビジネスでしょうし、そのビジネスの延長にハセクラとアンドウの出会いがあったのです。
また、♢は稼ぐことだけでなく失うこと、つまり富の収入と支出も表します。
立花の転科騒動は、さらなる才能のために才能を失うリスクを犯すという才能の投資のような出来事でしたよね。
さらに♢には、「贈り物」「奉仕」という意味もあります。
劇中で言えば、誰かを支える方がいいというハセクラには「奉仕」という言葉が合いますし、夏公演のテーマの1つだった「華と器」、特に強調されていた「器」にも「奉仕」という言葉はピッタリです。
立花がカイの器になって、カイに華を贈る姿には感動しました。
秋公演「メアリー・ジェーン」
秋公演のスートは♡(ハート)です。
指し示す季節は秋、時間は昼です。
♡は聖杯を表しており、それを扱う聖職者も意味します。
心臓の形をすることから、広範な愛を象徴します。
個人的に、宗教的な愛や、重い愛がイメージされます(鉛みたいで濃く密接的、少なくとも甘酸っぱくはない感じ)。
言わずもがな、メアリージェーンは「愛」の話だと思います。
「愛」を知らないメアリーから始まり、そんなメアリーとジェイコブとの「愛」、シャルルとフィガロの「愛」、生者と死者を超えた「愛」、どこか普通の愛とは違った、少しずつ歪な愛の物語だと思っています。
立花演じるシャルルはかりうどでしたが、ゴーストを清める職業であることや、出身の国の宗教的な雰囲気?を鑑みると、ある意味で聖職者と言えるのかもしれません。
さらに♡には「精神的な幸福」や「チャンスを掴む」という意味もあり、この「チャンスを掴む」というのは役落ちからフィガロを掴み取った世長を表していると言えそうです。
また♡は基本的に愛の良い面を表しているのですが、「愛が重すぎて苦しむ」という意味もあります。
これはクォーツへの愛が強いが故に、自身を捨てて舞台に立っているフミを表していると言えます。
また、立花への想いが強すぎて苦しむ世長の姿も想像できますね。
最終的にそれらの「愛」が良い方向へ働いて、素晴らしい舞台になったのだと思います。
冬公演「オー・ラマ・ハヴェンナ」
冬公演のスートは♤(スペード)です。
指し示す季節は冬、時間は夜です。
♤は剣を表しており、それを持つ騎士も意味します。
死を象徴し、破壊・悩み・警告・力などを意味するスートです。
個人的に、まっさらで静寂、不穏な虚空間がイメージされます(冷たくて無慈悲な殺戮っていう感じ)。
冬公演は立花が、女性がバレるかもしれない「警告」を受け、どうするべきか「悩み」、最終的に男性を演じてきた自身を「破壊」、そして女性を演じ切る圧倒的な舞台人としての「力」を見せる公演です。
立花にとって「死」を意味する女バレが、冬公演のテーマの1つでした。
その「死」を象徴する♤は、冬公演にぴったりのスートではないでしょうか。
さらに冬公演は、これまでのクォーツの形を全て破壊した公演であり、立花だけでなく、全員が壁にぶつかって悩む公演でもありました。
また、後日スイ先生が投稿した2次創作では、ハヴェンナの外が戦争や紛争で荒れている様子が描かれています。
♤は戦死などの意味も持っているので納得です。
ちなみに、立花演じるチッチ(チカチーナ)は♤が表す騎士とは異なる存在ですが、ハヴェンナに来る前に戦争で戦っていたとかだったら熱いなーなんて妄想したりしています。
以上が、ジャックジャンヌの公演とトランプとの関係性考察でした!
最初は妄想に過ぎないと思っていましたが、書いているうちに「あれ、結構一致するぞ?」となって、とりあえず書き終えた今は「結構いい線行ってるんじゃないかなー!!」と思っています笑
考察を通して世界観を少しでも深めることができたのかなと思い、満足です!
余談ですが、今回トランプでの考察をしているうちに「タロットでも考察できるのでは?」と思いはじめております(タロットは他の作品でも話の流れに用いられることが多いです)。
例えば、「13死神」のカードはわりかし有名だと思うんですけど、その後にもカードが続くんですよね。(節制、悪魔、塔…)
死(=女バレ)からの再生。
そう!最終公演!!!(かも?)
なので気が向いたらタロットでも考察してみたいです!
その時はぜひお付き合いください!
(ちなみに、タロットの流れを汲んでいる作品には、ペルソナシリーズやファイアーエムブレム風花雪月などがあります!激推し!JJ好きならハマるよ!)
もっとここある!とか、これは違うかも?という追加考察あれば、ぜひ教えていただきたいです!
自分でも他にわかったことがあれば、気ままに書いていきたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
これからも楽しむぞー!
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