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バス・ロマンス
猫が顔中を舐めるので、6時前に起きてしまった。
いつの間にか抱きしめるような体勢で寝ていたようだ。
腕の中でリラックスしたゴロゴロ音を轟かせる。
こんなに天気が良い日曜の朝は、一番心が清々しい。
街の目覚めが遅いので辺りはとても静かだ。
午前中に指定した郵便物が来るまでに洗濯を済ませてしまおうとコインランドリーに向かった。
昨日の夜、小川町にある「花和楽の湯」という温泉に寄った。
いつも行ってる温浴施設とはまた雰囲気が違う。
スーパー銭湯のような日常的な感じではなく、温泉宿という趣でちょっとした旅行気分を味わえる。
露天風呂が少し熱い。
あちち…と半身だけ浸かる。
周りには寝そべってる人たちも居て、ここはなんだか、皆が思い思いの楽しみ方を存分に見つけている…
炭酸泉や蒸し風呂なんかも気持ちよくて、お風呂の種類は多くないものの満足度は高い。
帰りが遅くなるといけないので、あまり長居せずに家路に着いた。
帰りの電車の中、いつもとは比にならないくらいの眠気に襲われる。
起きてなきゃ、と思うも一駅ごとに寝ては起きてを繰り返してる気がする。
でもこんな眠気が時には心地良いんだよな、と思った。