セラピーキャット
今日は大宮へ向かう。いつものオープンマイクも、来月くらいで関わらせてもらって1周年だ。ピアノを弾く時間が年々減ってきたように思えていたので、こうして弾く機会を与えられているのはとても喜ばしい。
昨日の夜、家に着いて玄関のドアを開けたら、寝室とキッキンの間の引き戸が開いていて、うちの猫と子猫が鉢合わせていた。いつからそうなっているのかわからないが、特に騒ぐでもなく落ち着いた様子で2匹が向かい合っている。子猫のほうはケージの中でじっとしている...。うちの猫は基本的には社交的だから、子猫に対してならより警戒心はないのだと思うが。でも、少ししてから気まずそうな感じでケージの前を早足で通り過ぎていった。自分の体重の1/10くらいしかない子に対してそんなに臆病にならなくても...。猫は甘えた声を出して私の体に擦り寄る。私がカーペットの上に横になると、側にやってきて寝転ぶ。朝起きれば私にピッタリとくっついた状態で猫が寝ているので、それを見て静かに笑う。
心を慰めるものたちよ。決して人間の独り善がりで生活を支配されることなく、自由に生きるのだ。長生きさせたいとか、側に居たいと思うのは、こっちの勝手だから。寂しがりの猫を抱えて、孤独はやわらかな毛並みの中に溶け込んでいく。