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眠れぬ夜はあなたと

雨の原宿を歩く。
疲れた頭を癒してくれるクレープの甘さに少し酔ったあと、地下鉄に乗って自宅へ戻る。

昨日の朝は1時間しか眠れず、昼間はずっと街をウロウロしては時々ベンチに座って寝ようとしていた。時々夢は見るものの、熟睡はできない。駅のアナウンスが心地よいBGMになってくれているのを感じた。

夕方から仕事をして、気持ちは充実していた。
疲労感に目を瞑れば、なかなか安定した状態だったと思う。

今朝起きた時は全ての電気がつけっぱなしで、買ってきた野菜も出しっぱなしだった。それでもなんとかちょっとでも部屋を片付けようとした形跡がある。服を畳んで積み重ねたその上で眠りに落ちてしまったようだ。

仕事仲間の方が、雲の形のクッションの写真をたくさん見せてくれて「可愛くない?」と聞かれる。こんなにふわふわしたものに囲まれて生活していたらもっと心もやわらかく、軽くなるかもしれないなぁと思った。



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