「ボールパークとまちづくり」Fビレッジ・エスコンフィールドへ!
こんにちは。健康まちづくり事業プロデューサーの石井です。
私の略歴だったりやっていることは下記の通りです。
今、最先端を行っているであろう、Fビレッジ・エスコンフィールドをどうしても見ておきたかったので、北海道・北広島まで行ってきました!
今回は、時系列で書き残しておこうと思いますが、まずは新千歳空港から最寄りの北広島駅へ。
一部ニュース記事でアクセスの問題が指摘されていますが、ビジターからすると、札幌ドームの時と比べて、一本で行けてアクセスもよくなっています。(午前中に着いたので、駅周辺はさすがにまだ閑散としていました)
北広島駅からは歩いて20~30分ほどかかりますが、最初は線路沿いを歩いていく感じなので、浦和美園駅から埼玉スタジアムに行く感覚に近かったです。
下の写真のように、線路下をくぐっていくと、また少し歩く必要はありますが、いよいよという感じです!(行く途中には市役所や高校もありました)
これまでの球場は、着いたらすぐ中に入りたくなると思いますが、エスコンフィールドの場合、"ボールパーク"と言っているように、周辺に魅力的なアクティビティがたくさんあります!(すぐ隣にマンション等もありますが、野球場は5haで一帯のエリアが32haあることを踏まえるとほんの一部にすぎません)
外の施設は無料ですし、試合ない日も連れていきたいと考える人は多いと思います。(公式発表によると、試合が無い日の来場者数は平日 5,000 人・休日 10,000 人規模。Fビレッジ来場者 90万人のうち 38%は野球観戦以外の来場者だそうです)
そしていよいよ中へ!
今回「ボールパークとまちづくり」というテーマのワーケーションプログラムに参加する関係で、TOWER11ゲートから入りましたが、入って先ず見た景色がこちらです!
その時はまだ屋根が開いている状態でした。
一般的に球場はバックスクリーンと言われているように、センター後方にビジョンがありますが、エスコンフィールドの場合は、ビジョンがレフト側とライト側と2つ設置されていて、センター後方は開放的な感じになっています。
続いて、プログラム会場である(レフト側)TOWER11の4階へ。
エレベーターで上がる前の2階は写真スポットになっています。
3階には温泉がありますし、4階は宿泊施設の他、ワークスペースがあります。そのワークスペースから見られる景色がこちらです。
ライト側の同じところには客席があります。3塁側のビジターの方がお客さんが少ないことを見込んで、レフト側の客席を減らして、多機能型の施設にしたのだと思います。
反対側から見るとこんな感じで、SAPPOROや大林組の上あたりが、風呂に浸かりながら野球を見られるスポットになっています。
そしてプログラムでは、施設見学でいろいろご説明いただきました。
まずは、パナソニックラウンジへ。
本来関係者しか入れませんが、これだけ近い距離で野球が見られます。サードベースが目の前です。
ラウンジにある飲食ブースもすごかったですね。
続いてバックネット裏にあるダイヤモンドクラブラウンジです。
バックネット裏から野球を見られますし、
食事しながら見られるスペースもありました。
そして、貸会場としても利用可能なスペースもありました。
その他もいろいろ凄かったです!
コカ・コーラゲート
コカ・コーラ席は、コカ・コーラ社の飲料が飲み放題だそうです。
またユニ・チャーム社と組んで、ペット連れで見られる席もあります。
施設見学の後は、ファイターズの中の人のお話を伺える機会もありました。
話はどれも貴重でしたが、野球場から行楽地化⇒街化という流れと、野球"を"見られる施設から、野球"も"見られる施設へというフレーズや、あまり野球に興味ない社員も多いというのが印象的でした。
ちなみに、会場となった店舗「そらとしば」(ヤッホーブルーイング社が運営)には、醸造所も備え付けられています。
そして1時間~1時間半後くらいからいよいよ試合です!(野球出身者としては、試合前のノックを見られたのが一番うれしかったですね)
この角度の席から試合は見させていただきましたが、人の流れ(野球を見ていない人がどのくらいいるのかなど)なども見たかったので、(試合の)半分は歩きまわって見ていました。
日本ハムの試合を毎日?放送している、GAORAスポーツによる解説席もライトあたりにありました。(他の球場はバックネットあたりにあることが多いので、この場所もユニークだなと思いました)
解説席から、1塁側のブルペンも見られるというのがまた面白いなと!
試合としては、ホームランが出た時の演出を見られて良かったですし、バックホームの封殺も見られました!
当日勝ちはしましたけど、勝ち負けに関係なく、若いチームで、(ホームランや好プレーで)魅了できる選手が増えてきているのがいいなと思っています。
勝ったことでヒーローインタビューの演出も見られました!
試合終了後は、グラウンドを歩ける企画やブルペンで投球体験ができる企画もありました。
こういうのは、本当に喜ぶ人多いと思いますし、子供に夢を与えるなと感じました。
最後に帰りは、行きと違うルートで帰りたいと思い、シャトルバスを予定していましたが、60分待ちと書いてあって断念しました。。
それにしても、60分待ちと書いてあっても皆さん並ぶ方を選ぶんですね。車社会という影響もあるのかなとは思いました。
本当に濃く、あっという間の1日でした。
まだ消化しきれていない部分もありますが、伺った話も含め、今後のポイント(=自分自身にも活かせそうなポイント)と感じたことは3つです。
1.いかにアクティビティを増やせるか?
これは今、YORIAI西川口を運営している自分自身のテーマにもなっていますが、エスコンフィールドの場合は、飲食を楽しみながらはもちろんのこと、温泉に浸かりながら見る、ペット連れで見るなど、楽しみ方をいかに増やしてより多世代の方に集っていただけるようにするというのもありますし、試合外の時は、映画を上映したり、ランニング企画もやっているとのこと。
そして、こうしたアクティビティを増やすためには、ファイターズが、ボーネルンド社やユニ・チャーム社と共創しているように、パートナー企業をいかに増やせるかというのもあると思っています。
「ハード設備は、完成の40%(=残り60%はソフト面で余白があるということ)」という言葉も印象的でしたが、施設運営において、アクティビティを増やす、アクティビティを増やすためにパートナーを増やすことの重要性を改めて実感できました。
2.いかにオープンであるか?
日の光が入ってくるつくりになっているスポーツ施設は日本では珍しいと思いますが、普段Doスポーツで利用させていただいているところも含め、施設の形態が閉鎖的になっているところは多く、それがスポーツにまつわる課題をもたらしている部分もあると思っています。
ブルペンが誰でものぞけるようになっていたり、裏側を見られる企画があるというのもそうですが、あらゆる面でオープンな姿勢であることの重要性を再認識させられました。
3.歩くことを楽しめるようになっているか?
これは、ウォーカブルシティとも言われているように、全国的な課題でもありますが、ここは本当に難しい部分でもあり、可能性もあると思っています。
仕掛学の、「鍵盤のようにデザインされている階段を上ると音が鳴って楽しいからエスカレーターではなく、階段の方を選択する」というのが代表例ではありますが、歩くことによって楽しめる仕掛けはもっと必要ですし、道路行政などと共創が必要になってくるとは思いますが、もっとよくしていける部分だと思っています。
最後に、一般的には有名ではなくても、体力測定を実施させていただいた企業がスポンサーになっていて、その社名が掲げられているのを見た時は親近感を感じましたし、体力測定・健康経営×エスコンフィールド×スポンサー企業みたいな関係性もつくれたら最高だなと思っています!
追伸1
この度、【地域密着型コミュニティづくりの実践法】というテーマで、電子書籍kindle版も出版しましたので、よろしければご覧ください。
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