パンを作る
お昼にパンを食べよう!
と思い、朝、いそいそとホームベーカリーをセットする。
焼き上がりまで約4時間半。焼きたては切りにくいので、食べるまでには、更にもう少し時間が必要である。
ホームベーカリーはとっても楽チンなのである。材料を入れ、スイッチを押すだけで、自動的にパンが出来あがる。何て画期的!
しかし、今朝は様子が違った。
かきまぜる音はするのだが、何だか怪しい・・・・。
覗いてみると、粉たちは静まり返っている。ザッザッザッと、混ぜる音がむなしく響くのみである。
中を確認すると、どうやら本体から回っていない。
さて、この材料、どうしよう・・・・。
仕方ない、手動でやってみよう。と一念発起。
まさか、朝からパンづくりをすることになろうとは、一寸前まで思いもしなかった。
人生のようだ。待ったなし!
突然、パン作りの機会は訪れるのだ。
まず、材料を混ぜる。
手でよくこねると良いらしく、チャレンジする。
粉を振ったはずのまな板も、私の手も、べったべたである。収拾がつかない感じがする。
無理やりこねる、と言いたいところだが、こねるまでゆかず。ただひたすら、べたべたさせる。食べられればいいのだ。
発酵させるため、再びホームベーカリーにセットする。時間は50分。
30分経っても、変化の兆しが見られない。おかしい・・・。
発酵できるオーブンもないし、どうしたものか?そのまま焼いてみるか?と思っていたところ、
炊飯器に「パン」という項目があったことを思い出す。
何と、発酵×2回と、焼く機能まで付いている!渡りに船だ!有難い!
説明書に沿って、進めてゆく。
発酵2回目!こんなに膨らんだ!(発酵前の画像がなく、あんまり感動が伝わらない気もするが許して欲しい)
変化していく様子を見ていると、だんだん楽しくなってくる。わくわく、わくわく
途中、大切な電話がかかってくる。
そうだ!結論を出さなきゃいけなかったんだ!と思いだす。何しろ頭の中は、パンのことで一杯だったのだ!
頭の中からパンを追いやり、懸命に考える。もう結果は出ていたのだが、不安からの迷いがあった。不安を追いやり、先方へ決断を伝える。
本当にそれで良かったのだろうか?
今度はパンではなく、不安が膨らみ始める。
さて、パンが焼けたかな?
膨らみ始めた不安も、パンの焼ける、いい匂いには敵わないのだ。
食べてみると、温かくてほわほわで、下はカリカリで、オリーブの香りがほんわりして、シアワセなお味でした❤
私に、「パンを焼く」というキノウが加わった気がする、今日。
タイトル画像は、ネバネバに絡み取られたツチノコ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?