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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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星風紀行 公開可能設定集(随時更新)



世界観とプロローグにつながるまでのあらすじ


「混沌」
それは無限の広がりとも呼び、塵の中の世界とも呼び、あるいは「全て」とも呼ぶ。
何も概念も定義もない世界に漂っていた無形の物質であり、全ての始まり。
空間そのものでもあり物質そのものでもある「それ」に突如として風が吹き、そこから9つの意思が生まれた。

生まれた9つの意思はそれぞれの思うがままに「混沌」を使って文字通り「工作」した。
やがて9つの意思は宇宙という名の創作物を作ってお互いを誉め合うと、いずれ自分たちと同じような存在を誕生させ、その存在が自分たちと並び立ち、「混沌」で創造した新しい宇宙を見たいと思うようになった。

9つの意思の中の一つ、「慈愛」の意思を持つウラ・ハハラは自身が創造した宇宙の中で生きる魂たちの中からいずれ9つの意思のいる場所まで辿り着ける者が現れ、その者が作る新たな宇宙を他の意思たちと見る日を楽しみにして眠りにつく。

ウラ・ハハラが創造した宇宙に散らばる無数の星々、その一つ一つに生きる魂たちの輝きはウラ・ハハラが見る夢そのもの。

様々な生の経験を経て、魂の輝きがある一定の段階を超えるとウラ・ハハラ直々に無数に散らばる星の一つを統べる神に相応しいか試練を与える。

トロン、ダウロ、シィナ、ヴェローネの同期4名は試練を乗り越え、「ウラ」もしくは「ウーラ」の名を与えられ、星ないし星間を統べる神となった。

トロンはその「魂涯」から「ウーラ・ローグ」を名乗り、ダウロは「ウラ・ゼノン」を名乗った。

「惑星ウェソナ」を託されたウーラ・ローグはウラ・ハハラに「好きにしていいのよ」とだけ言い渡され、できることの多さと星を訪れてくれた魂は自由に生きてほしいという甘さから星を統べるのに四苦八苦する。

結果、ウェソナは自分が思い描いていた「ハハラ様みたいな慈愛に満ちた星」とはならず、点在している大陸のどこかでは必ず血と涙が流れる星になっていた。
→ここからプロローグにつながります


外伝




主な登場人物(ネタバレ注意!!)

惑星ウェソナ・西都ツェペーニュの民

アーチェス
本作『星風紀行』の主人公その1。
若草色の髪と蜂蜜色の瞳を持つ少年。9才(「第一章 三節」時点)。
双子の姉にマチルダを持つ。愛称はアーチェ。
真面目な性格かつ、計画的に物事を実行する行動力を持つ。
真面目過ぎて年齢不相応の強い責任感を持つ反面、力量に釣り合わないことでも自分一人でこなそうとする危うさをたびたび年長者にたしめられる。

・マチルダ
本作『星風紀行』の主人公その2。アーチェスの双子の姉。愛称はマッチ。
若草色の長い髪と黒い瞳の少女。9才(「第一章 三節」時点)。
大人しい弟とは対照的で明るく活発。
少女らしからぬ力持ちかつ並み外れた体力を有す。
年長者には丁寧な言葉遣いのアーチェスとは違って、砕けた言葉で誰とでも接する。
しっかり者のアーチェスとよく比較され、姉としてのプライドを保とうと努力するがよく空回りしてしまう。

・サマンサ=バーツ
アーチェスとマチルダの育て親。愛称はマーサ。
75歳(第一章 三節時点)とは思えないほど美しくウェーブのかかった青髪を持つ老婆。
若き日に人間離れした奇跡を起こし、戦争を終わらせたことから「聖女サマンサ」「島繋ぎのサマンサ」と国中にその名が轟いている。
しかし実態は口調が荒く、彼女と初めて対面した人間には「皆が思い描く聖女像」を崩さないためにと半ば脅迫じみた約束をさせる。
それでもツェペーニュの民には口の悪さは周知の事実であり、当の本人がかしこまった態度を嫌うため、住民たちは一住民として特別扱いもせず接している。

・ウリムト=ジーフ
西都ツェペーニュの都市副兵長。
炎のような赤い短髪が特徴の25歳(第一章 三節時点)。
父は敵国の将校だったが、信頼していた長から裏切られ、元々その理念に疑問を抱いていたことから離反、後に本国へ帰順する。
敵国の同朋の血が流れることから和平の架け橋となることを期待されている。
とある血筋ゆえにとてつもない膂力りょりょくを持つ。
立場や境遇にも関わらず影を見せず、気さくな性分でツェペーニュの住民や彼を見知った者たちからしたわれている。

・ジルフィス=ストラハイム
西都ツェペーニュの都市兵長。
やや痩せぎすの顔で前髪が雨垂れのようにうねりのある青髪を持つ28歳の若き兵長(第一章 三節時点)。
王族の血を引き、幼い時分は王都ディオポリスにいた。
年が近いこともあってウリムトと共に兵士として切磋琢磨し合った仲。
真面目な性格で、一兵士として一般人と同じスタートラインから始め、王族という立場に甘んじることなく実力を積んで都市兵長の地位を得た。
何事に対しても誠実な対応で都、その近隣の住民から「ジルさん」と気軽に呼ばれ、信頼も厚い。
ウリムトはもっぱら警備や力仕事の手伝いを引き受ける一方で、都の祭事や書類の業務はジルフィスがこなしている。
アーチェスとマチルダを生まれた頃から知る数少ない人物であるが、時折意味深な行動を見せる。

・ランド=ヴェンガーハイド
狩人兼庭師。44歳(第一章 三節時点)。
刈り取られた後の芝のように乱雑な黒髪がもみあげから顎にかけて一体となっており、鍛え上げられた頑強な上半身に加え、太い腕にはごわごわと黒い毛が生えた巨漢。
幼い時分に戦争に駆り出されており、狩猟の腕前はその時に培われたもの。
普段は温厚な性格だが、狩猟の時に見せる気迫はかつて戦人だった片鱗を伺わせる。
毛深い体毛のことをいじられると決まって「現在は別居中の妻子が出て行ったわけではない」という補足説明を入れる癖がある。

・ノット=ヴェンガーハイド
ランドの息子。13歳(第一章 三節時点)。
別居中の一人の姉を持つ。
面倒見の良いお調子者な性格で、アーチェスとマチルダの近所に住む数少ない年の近い子どもであるため、彼らのお兄ちゃん代わりになってあげている。






ウェソナに降り立った人ならざる者たち

・■■■■(未登場)

・■■■■■■(未登場)

・■■■■■■■(未登場)

・■■■■■■■■(初登場:第一章 二節 邂逅Ⅶ)

・■■■■■■■■■(未登場)






鳥街陽蓮の独り言


トップ画像はPC画面を指でなぞって書きました。鳥街です。
本当は右下辺りにウーラ・ローグの顔を描こうとしたのですが、PCで描くのは難しく、断念しました(;´∀`)
手描きでそのうちちゃんとデザインしたものを公開します(笑)

さて、公開可能な設定資料ということで、これはうまくできているのでしょうか?
ネタバレになりすぎない程度に本編を読んでわかること、本編には書かれていないことを混在させることができているでしょうかね?

現在公開中の「第一章 二節 邂逅Ⅷ」までに登場する主要人物だけを公開しました。

お話が進むにつれて世界観、人物、地理の情報もまとめていきますので、楽しみにしていただけると幸いです。

あ、今更ですが題名の読みは星風紀行せいふうきこうです。

今後ともよろしくお願いいたします(*- -)(*_ _)



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