オチのない話
人と話している時たまに感じることがある。
「あー、今この人、私の話のオチを待ってんなー。」
その度に思うのだ。
話に!オチなんて!ないよ!
そんなもん考えて話していないんだよ、こっちは。
多分コミュニケーション形式の差だとは思うのだけど、結論もなく行き先もなく、ただ心に浮かんだことを揺蕩うままに話すのが好きな私。
だから「で、何が言いたいの?」みたいなことを思う人との相性はすこぶる悪い。
みんな人と会話をする時、自分の話をする時に、必ずしもオチを意識して話しているのだろうか?
いや、オチというと少し誤解が発生するかもしれない。
「結論」と言っても差し支えないだろう。
そう、私の話には結論がない。
強いて言うのであれば「こう思ったんだよね〜」くらい。
話している相手によっては、私との会話はさぞつまらないことだろう。
わかっているけど、別にガチガチに話したいわけじゃない。
こんなことがあったという話をとりあえず聞いてもらえたらそれで十分で、まあ言ってしまえば相手のことはあまり考えていない。
だから私を話をする相手に求める態度というのは、「え、わかる〜!この間私もさ〜」みたいに自分の話を自分勝手にぶちまけてもらえばそれで十分なのである。
「お互いに自分勝手をし合っても大して気にならない人」
そんな人は少ない。
出会えたとしたら、奇跡か、相手がかなり気を使っているか。
だから私と今仲良くしてくれている人たちには、どちらだったとしても感謝の気持ちしかない。
私の自分勝手でつまらない話に相槌を打って、そして自分も適当にベラベラ自分の話をしてくれる。
そんな人が私は大好きで、心地がいい。
オチのない話ですいません。
ただ、そういう話が好きなもので。