友達城壁
私、「仲間意識」に多分それなりに強い思い入れ?こだわり?執着?があって。
仲間のことをテリトリーみたいに感じているような気がするんですよ。
明確に自分の城みたいなものを心の中に持っていて、城壁の中に入れる人間をかなり厳選しています。
何となく気の合う人とか、自分が好きな人とか、仲の良い人はもちろん城にお招きするけども、外側にいる人間は自分の敵だと認識する癖があるんですね。
夏生まれの蟹座なのですが、蟹座はこのような傾向があるのだとか。
うーん、当たっているけれど、これもバーナム効果…?
もちろん世界にはここまではっきり他人を区別するような人間ばかりではなくて。
「1回遊んだらもう友達っしょ!」みたいな、誰に対してもフランクに接することができる人間も存在しますよね。
私はかなりの陰キャなので、そのような方々と接する機会があまりないし、避けている部分もあるのですが。
これがかなり、相性が悪い。
いや、お前誰だよ。
知らねーよこっちは。
テリトリー内にずけずけ入ってこようとすんなよ。
てかもうテリトリー入ってます顔してんなよ。
こっちからしたらお前なんぞNPCの村人だわ。
自分のテリトリーを荒らされること、自分の物理的、精神的、どちらの居場所も、他者に侵害されることに酷くストレスを覚えます。
まあ言葉を強めると、気安く友達ヅラしてきてんじゃねえよ、って話な訳です。
城壁は高く頑丈で、屈強な門番たちが24時間体制で見張っています。
守りは万全です。
その分、住人が増えることもなかなかありません。
ちなみに、テリトリーに入れない人間は、敵だと見做した者以外にも、自分より遥かに格上だと思っている人間も入れません。
憧れを持つような人間は、自分とは遠い存在であるし、また、そうあってほしいという願いもあるため、私はそのような人間が稀に自分に近づいてきたとしても、テリトリーに入れることはありません。
城壁内の人間全員にリスペクトを持ってはいるけれども、リスペクトが強すぎると逆に遠くから見ていたい気持ちが強くなってしまう。
損な性格だなあと自分でも思います。
みんな、友達ってどうやって作ってるんだろう?
なんて思いつつ、こんな考え方じゃ作れるもんも作れないかと流石に諦めがつく年齢になってきました。
この城壁が少しづつ植物の細胞壁くらいまで柔らかくなって、色んなことを許せるようになるまで、ゆっくりと時間をかけて育てていってあげたいなと思います。