誰かや何かに機嫌を取ってもらう内はまだ駄目

半額になっていたベジタリアン向けのお寿司を食べました。

震えるほど不味かったです。

普段何を食べても
「美味しくはないけど、食べれない訳じゃない」
と判断する私でさえ不味く感じられたので、恐らく相当不味い

「なんでこんなもの買ったんだろ」
「そもそもなんでこんなもの作ってるんだろ」
「クリームチーズとパプリカと酢飯って合うわけないじゃん」
「マグロに見立ててパプリカ単体で寿司にしてるのとかやばいなあ」
「寿司と見せかけて普通のケチャップライス入っちゃってる、それはおにぎりじゃん」

こんなことを考えつつ食べ進める私。

ふと考えると、文句しか出てないことに気付く。
気分がどんどん悪くなる。

ご飯のせいじゃない、自分のせいで。

いつになったらこういう嫌な気持ちを消せるんだろうか。

誰かや何かに期待して裏切られた瞬間に機嫌が悪くなっていく。
それって小学生の頃と変わらないのでは?

勝手に期待して、勝手に失望して、勝手に機嫌悪くなってんの、ダサくないですか?
日中は学校に行ってて全然お世話できなかった時のたまごっちみたいですよね。違うかもしれないけれど。

そもそも自分の機嫌の悪さを他人や物事のせいにするのが究極にダサい。

大切な人がこの世からいなくなってしまったとかは別ですよ、それは流石に悲しい。
あと、いじめとかも別です。いじめはする方が圧倒的悪。

でも、大概のことは結局自分のせいなんですよ。結局ね。
裏切られたならそれは裏切られたなりの理由が自分自身にある。

最初からそんな人を相手にしていた自分が悪い。
相手が裏切らざるを得ない状況に追い込んでいた自分が悪い。
自分でその道を、その人生を選んだのが悪い。

もうとにかく自分が悪いんです。本当にそう。


自分のことをそんな駄目な選択肢選んじゃう人間だと思いたい人なんて誰もいないじゃないですか。

だから私は“相手や物事が原因で機嫌が悪くなることを辞める”と決めました。

誰かや何かが原因で機嫌が悪くなればなるほど解決にも時間がかかるし、その後も見返りを求めるんですよね。

心の中で「貸しができたな」とでも思っちゃうんでしょう。ダサいダサい。ダサすぎる。

そんなこと考えてる暇があったら英単語1個、小説1行読む暇あるなあと思わなきゃ駄目なんです。

そうやって心に決めて、私は今日も不味いお寿司を黙々と食べるのです。不味いなあと声に出しながら。

ちょっと辛い気持ちになった時や忙しい時、缶ビールとおつまみを買う資金として利用させて頂きます。