ビルの間から見える夕焼けから
今日は、とても嬉しいことがあった。
デザインのプロセスでは、このモチーフを使おうとか、このコンセプトにしよう、と論理的に組み立てていたとしても、まだ足りないことがある。当たり前だが、デザインする対象に対してなぜそのモチーフなのかが、その対象のビジョンにしっかり根付いてなければ、必然性のないただの後付けなものになってしまう。たとえ最初は感覚的だったとしても、後付けでもデザインをビジョンに根付かせられれば、それは長く太く伸びていく幹になる。
私は、あるデザインの、そのビジョンに根付く理由を、ずっと探していた。
なんとなくぼんやりと頭の中にはあったが、チームのメンバーに自信を持って言えるような言葉に落とし込むことがなかなかできないでいた。「コピーライティングが得意じゃないから」なんて、弱音を吐いて、一緒に考えてほしい、と新平さんに頼ろうとしていた。自分にはできないと思い込んで、理由を言語化するのが億劫だった。
今日は用事を済ませた帰り道、ビルの間から見える夕焼けがとても綺麗だった。
インスタのストーリーにアップしようとシャッターを切ったその時、自分が探していた理由が急に降りてきた。まさに天からの贈り物かのように。
そうだ、これなんだ。帰り道がスキップになった。
帰宅して夕食を済ませてから、忘れてしまわないように、改めて理由を言葉にまとめてみることにした。Twitterに呟くつもりで、書いてみた。昨日のnoteのように、ほぼ衝動で。
ライティング経験の全くない、自分が書いたポエムのような文書を、何十個もビジョンをつくってきた新平さんに送るのは本当に恥ずかしいわ…と思いながら、反応を待った。
いつかデザインについてのインタビューをしてもらうつもりなので、内容は秘密にしておくけど、私は、この言語化を共有できて、自分でしっくりいく言葉にできて、本当に嬉しい。
成長したなって。
そう言われたことも、言葉にできたことも嬉しくて、ほろりと泣いた。
チームメンバーにも共有したら、メンバーたちからも、それぞれの熱いメッセージが返ってきて、さらに嬉しくなった。本当にいい仲間が集まっているプロジェクトで嬉しい。絶対に成功させたい。
待って、、、嬉しいって4回も言ってる。笑
でも本当に嬉しかったんだ。
ただそれが言いたかっただけ。
今日の綺麗な夕焼けに感謝。