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デッドラインヒーローズ/夜明けのザネリ

#デッドラインヒーローズ 「夜明けのザネリ」!スーさんのGMで遊んできました。迎撃!
 昨年10月のオンリーコンはいろいろなミスを重ねて参加が叶わず、みんなのプレイレポートをみてぐぬぐぬしていた遥唯祈さんの作品です。やっと会えたね!

 3年前、ヒーロー“シグナス”を死に追いやった少年、瓜生カラス。少年ゆえ、実名報道こそされなかったものの、世間の批判と問責は苛烈を極めました。そんなカラスが、新人ヒーロー“スネークゴード”として、G6に採用されるところから物語は幕を開けます。

 今をときめく若手の実力派、零等星ヒーローのPhantom Flicker(17才JK、ミスティック)は、スネークゴードの教育係を任命されます。同い年の新人サイドキック、3年前のあの事件で世間からボコボコに批判されたカラスが、なぜ今になって、ヒーローを志したのか。疑問を感じながらも指導を始め……ようとした彼女でしたが、カラスは失踪してしまいます。
 いったいなにがどうなってるの?それに、わたしはなにもするなって、どういうことよ?まあいいわ、それじゃあ仕事もなくなったことだし、年度末も近いんでこれからしばらく休暇を取ります。じゃ、お先でーす。
 「瓜生くん、だっけ?ヒーローは目立つよ?いいの?」
 「誰も受け入れてくれない?ヒーロー舐めんなよ?あたしが受け入れる!」
 「いつまでそうやって座り込んでるつもり?あんた、ヒーローなんでしょ?」

 そんなスネークゴードの捜索を依頼されたデュボア(189才dom、ハービンジャー)は亡くなったシグナスのバディだったヒーローです。水の星から地球にやってきたデュボアはシグナスに出会いヒーローとして活動してきました。
 地球の文化に疎く、生物的な差異もあり、「死」という現象をうまく飲み込めていません。読み書きは得意じゃないし、報道とかもあまりみていないのでカラスに対する恨みや怒りの感情も特になく、そもそもカラスが、あの少年だという認識すら乏しいのです。
 淡々と事件を追い。いつまでもシグナスの声を聞いていたいと望み。そしてシグナスはもう帰ってこない、地球における“死”というのはそういうものだ、とはっきり知らされたときの寂しげな声音は胸を打つものがありました。
 「我が名はデュボア、シグナスの遺志を継ぐものなり」
 「……そうか。シグナスは帰ってこないのか」
 「もっとここにいたくなったよ。ヒーローにしてくれてありがとう」

 G6がスネークゴードを追うその傍らで、元ヒーロー、CAT IN A BOX(24才全裸ネコ耳マッチョ、ジャスティカ)は、ヴィラン“エリダヌス”が再び姿を現した、との情報を得ます。5年前、奴のパワーにより絶望を味わったCAT IN A BOXはほぼ廃業状態、大五郎(4L)の空きボトルが転がる部屋で失意の日々を送っています。かつてのバディであるROOM OF CHINESEはすでに他のヒーローとコンビを組み、おれなんかもうお役御免だよ。
 ですが、エリダヌスが再び姿を現したとなれば話は別です。奴はなにを企んでいるのか。これ以上の犠牲者を出すわけにはいかない。僅かな手がかりを頼りに、G6のヒーローとコンタクトをとるべく、動き出すのでした。
 「隠すものなどなにもない!」(いや、そこは隠さないとだめアルヨ!)
 「醜い自分を認めることで、ひとつ強くなれた気がするよ」
 「となりでは困るな。前に立ってくれないと」

 GMのスーさんが今回もNPCたちをすてきに彩ってくれました。エリダヌスもその部下たち、G6の磯山課長に向山さん、ドクター、瓜生くん。
 そして、PLとしてセッションを共にしてくれたあやめさんとらきさん。いつもながらすてきなプレイングで、とても楽しかったです。みなさんありがとうございました。

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