天下繚乱/悪の栄えたためしなし
PLフレンドリーな出目を持つGM、よっぴーです。機会をいただき天下繚乱のサンプルシナリオ「悪の栄えたためしなし」のGMをやってきました。
ここは房州、七重の村。平和なはずの小さな漁村は、代官血頭八十兵衛の苛烈を極める圧政に苦しめられていた。立ち上がった村人は、代官が雇った魔剣士、冷泉光顕の凶刃に倒れ、もはや血頭の横暴を阻むものはない。そう思われたそのとき、英傑たちが村に集う。
そんな感じで悪代官の陰謀を挫いてくれた3人の英傑は。
大宅面独斎(39才、シンゴ・ジラさん)
家主流剣術の使い手にして、美しきものを愛でる審美眼を極めし者。
炉理魂納太刀、百合納太刀、姉少太脳太刀と三つの型を自在に操る武芸者ですが、宮廷警護の武家(北面の武士武士とかかな)の流れをくむ彼は芸事にも明るく、諸国を放浪しながら、各地の大名に芸事を指南する旅暮らしを続けています。
そんな彼が、房州山中で山賊を返り討ちにするも、むくつけき男たちの悪気にあてられ、てえてえが不足し、行き倒れることになります。
そう、そこは七重の村にほど近い街道端。網元の娘、椿に拾われた彼が村で見た光景は……。
エンディングが美しかったですね。
「推し活は 触れてはならぬ ただ見守るのみ」
大隅金弥(29才、あやめさん)
金髪碧眼の青年剣士。とある武家に生まれるものの、鬼の血を引くことがわかり、鬼神衆として京で修行を積むこととなりました。26才の誕生日に山楝蛇に咬まれ、呑んでも呑んでも酔えないうわばみの呪いを受けし者です。
剣術の師であり兄と慕った冷泉光顕の行方を追い諸国を放浪していましたが、やっと手に入れた手がかりを頼りに訪れた七重の村で騒動に巻き込まれます。
冷泉は何故に血頭に与するのか。鬼神衆の里を後にした冷泉の真意は。鬼という異形でありながら素直な心持ちの金弥ならではのクライマックス後の選択でした。
剣刹香(27才相当、柚稀さん)
海に奉納された一振りの剣をご神体とする神様は、古くから七重の村を見守ってきました。
真実の探求を旨とする刹香は海と村を見下ろす丘の社に引きこもり、調べ物に精を出してきましたが、たまに、ほんのたまーに村の子供たちにその姿を目撃されたりもしてきました。
そんな子供たちが妖異に襲われ社に逃げ込んできたとき、刹さまは立ち上がります。
「やれやれ、仕方ないですね。わたしの調べ物の邪魔をするならお引き取りいただかなければなりません」
エンディングでは、金弥の選択を後押しし、その先を提示してくれました。
「天下繚乱、面白いからチュートリアルってことで回しますよー」と言いながら、GMの方がまともな戦闘管理のあるシステムのチュートリアルをやらせてもらうというwin-winのセッションになりました。反省点は多々あれど、結構なんとかなるんじゃないの?と思ったので、実績解除でいいかなーと思います。
今日も楽しく遊びました。みなさんありがとうございました。