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ザ・ループTRPG/はみだしっ子、リフトオフ!

ループなし、ロボットなし、エコー球なし。リックスエナフィーの陰謀なし、不条理なできごとも起こらない。そんなザ・ループTRPGがあってもいいと思いませんか?(思って)
そんなコンセプトで、キッドに宇宙を目指してもらう。2人用シナリオを作りました。
「はみだしっ子、リフトオフ!」タイトルを見たらわかる人にはわかっちゃう、そんなお話です。

今日から夏休み。
ステンハムラの基礎学校に通うサウルとソフィアは、学校行事でスウェーデン宇宙公社の見学に訪れます。
米ソの宇宙開発競争やスウェーデンの宇宙開発について学んだ二人は、昼休憩の時間に、怪しげな白衣の人物に声をかけられます。 ハンス・ハッカンソンと名乗るその男性は、公社の次の宇宙開発プロジェクトを牽引する人物でした。
「きみたち、身長と体重はどのぐらい?なあ、アルバイトをしないかい?」
こうして、二人の夏休みの大冒険が始まるのでした。

サウル(12才、ユウさん)は乗馬部員です。小柄な体格を活かして騎手を目指しています。
東洋の国ジャパンの偉大なジョッキー「ユタカ・タケ」に憧れていますが、愛馬パトリシア号との相性は今ひとつ。なかなかなついてもらえません。
同じ学校に通う車椅子の少女ソフィアにある日一目惚れした彼は、彼女を守りたい。そう思い定めます。ハッカンソン博士に持ちかけられたアルバイトも、ソフィアを第一に考えたからこそ引き受けることにしたのです。

ソフィア(11才、クラキさん)はコンピュータオタク。足の不自由な彼女は愛用のキーボードを携え、愛機ゾーイ号で校内を闊歩します。
学校の勉強はできるのですが、両親は、出来の悪い兄エドガーの方がかわいい様子。一風変わったアルバイトを持ちかけられたソフィアは、それを引き受けることを決断します。

新型宇宙服のテストと称した50kmの踏破訓練。軌道上でのトラブル。コックピットで揺れる星のキーホルダー。 二人の若きパイロットは、無事に帰還できるのか。互いを思いやる二人は、どんな解決策を見出すのか。 シナリオの想定を超えた、綺麗な結末を見せていただきました。

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