トーキョーNOVA/プラチナムレイダー
最初に異変に気づいたのは南野紫音だった。
「もしもし、藍色?Jさんと連絡がつかないの。食事の約束をしていたのだけれど。あなた、なにか聞いていない?」
よくある“聞かない方がいい護衛”の類いだろう。一度はそう考えた“微笑女”飛田藍色だったが、拭い去れない“嫌な予感”は彼女の警戒心を刺激した。
「なにもなければそれでいい。次のお茶会で笑い話にしてしまえば」
そう己に言い聞かせ、藍色はポケットロンを取り上げる。エリックと素子のアドレスは、もう覚えている。
突如消息を絶った“火雷振”J。藍色の求めで調査に乗り出したエリックと素子は、一つのメッセージに辿りつく。
「やあI、久しぶりだな。覚えているだろう?約束の、あの埠頭。あそこから、やり直そうじゃないか。J」
三合会、“陰”、ヘイロン。Jの足取りを、そして“一人目のJ"の影を追ってホンコンHEAVENに降り立つ3人を新たな敵が襲う。
「まさか未成年を引率して海外旅行とはね。特にエリック。余計なトラブル起こさないでよ」
「気をつけなよ、藍色。危ないと思ったらすぐ連絡を。いいね?」
「あなた……だれです?顔は同じ。でも、あなたは違う」
「ほお、筋はいい。だがな、道具に頼りすぎだ」
「久しぶりだね、ジョセフソンくん。任務は順調かね?」
「………………目を……覚ませ」
トーキョーNOVA THE AXLERATION「プラチナムレイダー the 2nd chapter」九龍の竪琴
Coming soon.
CAST
“火雷振”J ニバサンド
“微笑女”飛田藍色 すだ
エリック・サティ らき
素子・ジョセフソン よっぴー
RL
HORYI