蒸気活劇RPGスチームパンカーズ/世界が静止する日
1933年、蒸気都市ロンドン。その日、市街全域からマグナイトの熱が消え失せた。
瞬く間に大混乱に陥ったロンドン市民を嘲笑うかのように空に浮かぶ漆黒の飛空艇。
誰が、なんのために、どうやって。
沈黙の六日間の再来にパンカーズが立ち向かう!
蒸気活劇RPGスチームパンカーズ「世界が静止する日」
遊んでもらってきました。
PC1、チェスター・ハリー(momoさん)は蒸気工の少年です。大戦で両親を亡くしたチェスターは足の不自由な妹のドロシーと二人、ロンドンで逞しく生きてきました。今日はドロシーの手術の日。一生懸命働いてやっと手に入れた蒸気義足、これをつければドロシーだって歩けるようになる。
そんな折に発生した大事件。スチームマシンが動かなければ手術の継続は不可能です。チェスターは妹を守るために行動を開始します。
PC2、ブルーノ・ブラウン(taroさん)は元軍人、知らぬものなき大戦の英雄です。かつて同じ部隊に所属していたチェスターの父親であり、彼の死の真相を知る人物でもあります。軍の暗部の犠牲となった友人の忘れ形見を気にかけ、世話を焼いてきたブルーノは、ドロシーの執刀医であるワトソンの友人でもあるのでした。
パーティー唯一の渋い大人枠であり、マグナイトの平和利用を望む戦争経験者として事件に臨みます。
PC3、リータ・ゴーシプ(らきさん)はデイリーピース紙に出入りするジャーナリスト()です。大戦中は諜報部に所属して、国の指示どおりに記事を書いていました。国威発揚や戦意鼓舞のためなら捏造も厭いません。戦争が終わった自由な世の中、大事なのは売り上げです。
沈黙の六日間の再来、ロンドン医科大病院の大ピンチ!ここで事件の真相を明らかにし、ちょいとした脚色を添えて記事を書けば、デイリーピースの売上増は間違いなし!と編集室をあとにするのでした。
PC4、鷺ノ宮紗綾(HORYIさん)はロイヤルエクセレント超☆女学院の3年生です。素行の悪いスケバンです。東洋の島国日本皇国からはるばる留学してきた彼女は、MI5の外部エージェントでもあります。そう、日本皇国軍の重鎮、アドミラル鷺ノ宮の孫娘である紗綾は諜報のプロフェッショナルでもあったのです。獲物の蒸気ヨーヨーを手に、黒い飛空艇の行方を追います。
「……なんの因果かMI5の手先。おまんら、許さんぜよ!」
PCの設定を考えていくうちに、リータを軸にPCの関係性ができあがっていった感がありました。
ハリーの父親の死の原因となったり、ブルーノを英雄に仕立て上げたり、今はオワコンだから紗綾を新たなヒーローに持ち上げようと企んだり。大変楽しいキャラ作パートでした。
スチームパンカーズ、お楽しみいただけたみたいなので、次回作もぜひ遊んでください。ありがとうございました。
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