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ANGERSWING#24
眠い、ひたすらに眠い。
朝5時過ぎに家を出て、9時ごろに岩手にいて、14時ごろに日本橋に戻ってきていた。
我ながらこの生活は面白すぎるし、朝のうちに家を出ればまだ朝とも言える9時に岩手にいることができるのだというのがとても面白いし、ついさっきまで岩手にいたのに気づけばもう日本橋に戻ってきているのも面白い。
こんな刺激的な生活でお金を頂けているのがとても楽しくて、仕事を辞める気配もなく、週6ペースで働き続けている。
土日は自宅待機で、たまに地方に行くことになるというだけなので、休みの日に小旅行しているような感覚なのだけど。
これまでこんなにストレスなく仕事を続けてきたことがあっただろうか。
地元のスーパーのレジ打ちは2年近くは続いただろうか。
辞めた理由も大学を卒業して、お芝居の勉強に専念するためだったので後腐れもなかったし、正当に長続きしたバイトだった気がする。
長続きした大きな理由としては人間関係が煩わしくなかったことだと思う。
男性のレジ打ちが私しかいなくて、周りには気の良いおばさま達しかいなかったので、とても可愛がってもらえた。
そもそも歴史の長いその地元スーパーにとって、男性のレジ打ちが史上初めてだったらしく、採用面接の後、鮮魚コーナーのおじさん達とレジ打ちのおばさま達の間でわたしの奪い合いになり、おばさま達が獲得してくれたという話も聞いた。
今の仕事の話に戻るけど、いつまで飽きずに今の仕事を続けられるのかなとは思う。
あとはがむしゃらに走り回って、仕事を完遂するような今の働き方をいつまで続けられるのだろうとは思う。
なんだか今の自分は自分探しの旅をするという理由でインドに行く人たちと近いところにいるような気がしていて。
インドに行って自分が見つかる人もいるのだろうけど、なんだか自分探しという漠然とした目的でふらふらっと過ごしてしまうような、そんな感じ。
インド自体は文化も歴史も宗教も日本とまるっきり違うだろうから、新しい観点で自分の生き方を見つめ直すみたいなことはできるのかもしれないけど、漠然と自分探しをしたってよっぽど運が良くないと見つからないよなと、これは自分に対して思っているんだよ。
漠然と楽しい、とか自分の中だけで完結したものにしたくないなあという気持ちは強い。
俳優として生きる喜び。
それをもう一度獲得できる日々を過ごしたい。
そのために目の前のやれることをひたすらにやる。
俳優として生きる喜びは自分にとって大きなものだったんだなって、この文章を書きながら思っている。
漫然と、漠然と生きない。頑張るヨ。
<日本劇団協議会主催>
日本の演劇人を育てるプロジェクト
新進劇団育成公演
劇団Q+
『ANGERSWING /
アンガーズウイング・アンガースウィング』
ー家族の庭、その香りは秘密をささやくー
脚本=弓月玲 原案・演出=柳本順也
◎日程
2024年7月3日(水)〜 7月7日(日)
【公演スケジュール】
7/3(水)W 19時~
7/4(木)S 19時~
7/5(金)W 14時~/S 19時~
7/6(土)S 13時~/W 18時~
7/7(日)W 12時30分~/S 16時30分~
【チケット】
前売一般 = 4,500円
当日一般 = 5,000円
U22= 3,000円
◎劇場
下北沢 駅前劇場
⋱チケット発売⋰
2024 年 5月 1日(水)開始
https://www.gekidan-q.com/