コロナウイルス騒動に見る感染症対策(検査)
あいも変わらず、マスゴミは政府の対応を批判するばかり。なので、素人ながら感染症対応について考察してみる。今回は検査。
ます、国外で未知のウイルス感染症が発生した場合、国内にサンプルが無くなにを探すのかが解らない。そこで、まず、発生地からウイルスのゲノムDNAに関する情報を取得する。そして、検体の中から該当するゲノムDNAを探す事になる。これがPCR検査と言うものらしい。国内で最初に手掛けるのが国立感染症研究所で行う。
問題はこのPCR検査には1検体辺り6時間、内人の作業が2時間ほど掛かる事にある。これが当初1日に300検体ほどしか検査出来ないと言われた原因だ。そして、インフルエンザの検査でも同じであるが、感染初期等でウイルスの数が少ない場合や、検体を取る人の手技能力により確実に判定出来るとは限らない。確定するには複数回の検査が必要になり、実際に検査可能な人数は更に少なくなる。武漢からチャーター機で帰って来た人を全員検査出来なかった理由だ。ここにダイヤモンドプリンセスの三千人以上が対象に含まれ、日本各地で感染確認が必要となり破綻した。
ではどうするか?保健所や民間検査会社、大学病院等、他にもPCR検査出来る機関はある。しかし、ここで無闇に検査機関を増やす前に国立感染症研究所でノウハウを蓄積しなければ、感染拡大の一因となり得る。そして、今は複数の機関で検査が始まった。それでもダイヤモンドプリンセスの乗員乗客全員分には足りない様だ。
出来もしない全員検査を要求し、批判するのはなんの意味も無い。
インフルエンザの様な検査キットが有れば良いが、なにせ未知のウイルスである。現存しないので早く開発されるのを期待する事しか出来ない。ただ、検査キットの開発も国立感染症研究所が中心になると思われるので、検査作業を少し減らして開発に専念して欲しいと思う。検査キットの次はワクチンと治療薬の開発と道のりは長い。ただし、コロナウイルスの種自体は自然界に沢山存在し、いわゆる「風邪」の原因となるウイルスである。克服される日も近いと信じたい。
私達に出来る事は、手洗いうがい等のインフルエンザ等への備えと同じ事を徹底する事。そして、出来もしない「感染疑いの人全員検査」を要求し批判する人の話を聞き流す事かもしれない。
不安を必要以上に煽るのは百害あって一利無しである。
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