見出し画像

「さようなら、偏頭痛さん」って言いたい

 偏頭痛ってなんですか。どうしてなるんですか。
 治らないものですか。

 思い出すのも遠い日々だが、頭痛で病院にかかったのは二十歳くらいだったと思う。
 病院に行くくらいだからしんどかったんだろうね。覚えてないけど。ただ、医者から言われたことは覚えていて、これって偏頭痛ですか? と尋ねたところ、
 「偏頭痛は誰にでも起こることじゃないよ(鼻笑)」
 みたいに言われた。鼻で笑われたため、腹立たしく思ったが、それから何年もの間、自分が偏頭痛ではないと思って生きてきた。

 しかし、処方された鎮痛剤が効かなかったり、市販薬が効かなかったりすることもあり、とても不便だなと思い、かかりつけでその話をしたところ、偏頭痛の薬を試しに処方してもらうことになった。

 ある日、今日の頭痛はことさらにひでーな、という時があったため、処方された偏頭痛薬を服用した。
 なんということでしょう。あれほどしんどく、吐き気をともなう頭痛が! おさまったではありませんか! それも、きれいさっぱりに。

 くっそ〜、あの時の鼻笑い医師め。あれさえなければこんなに、何年もの間しんどかった頭痛がもっと楽になってたかもしれないじゃないかまじなんなん(頭怒)。みたいに思ったが、当時素直に聞き入れすぎた自分がどうしようもないし、過ぎたことはどうしようもないし、まあ、そういうものか。と思うことにした。

 そして、偏頭痛薬を手に入れた今、向かうところ敵なし! みたいになったかといえばそうでもなく、偏頭痛薬が高級なので、頭痛の程度によっては普通の鎮痛剤を使っているため、今日は普通の鎮痛剤でいけるかな? と思ったら違った〜(涙) みたいなときもあるし、うかつにも、薬を飲む必要に気づかないという、ちょっと信じられないかもしれないが、そういう少しく、アホなところがございますので、気づいたら吐きそうなくらいの痛みになっていることもある(涙)。鎮痛剤を飲んだ後に、思ったより頭痛がひどくなり、時間を置いて偏頭痛薬を飲むと、おさまらないときもある(涙)

 できれば、偏頭痛さんが私の元から去ってくれるとありがたいよね。どうにか穏便に退去願う方法があれば教えてほしいです。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?