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留学準備【税金関係】

こんにちは。オーストラリアのシドニーで社会人留学中のyopiiです。

留学前の手続き関係で、断トツ1番大変で時間がかかったことが、税金関係でした。なので、今回はそのことについて書いてみようと思います。


【私の情報】
留学期間:1年半
退職日:9月15日
渡航日:9月28日
実家暮らし

海外転出届を出す or 出さない

おそらく、1年以上の長期留学する人の多くは「海外転出届」を出す方向性で考えてらっしゃる方が多いかと思います。理由としては、住民税・国民健康保険・国民年金といった金銭的負担を、日本不在の間に軽減することができるためです。また、原則1年以上日本を離れる場合は提出が求められるためです。ただでさえ費用がかかる留学生活、少しでも固定費を抑えたいですよね。なので、当然のごとく、私も当初はその予定をしていました。ただ、結論を述べると、私は届け出を出さないことに決めました。

海外転出届の手続き自体は、(ネットでの情報によると)役所で簡単に行えるそうです。注意点としては、手続き関係を全て終わらせてからでないと、手続きが全くできなくなってしまいます。※出国の約14日前から、手続きが可能

私が届け出を出さないことに決めた1番大きな理由は、積み立てNISAをしていたからです。(金融機関によっては、海外転勤・赴任会社中に条件付きで保有できるところもあります。)それから、留学後は帰国する予定だったので、帰国後の手続きの煩わしさを考えると、出さないという結論に至りました。

ちなみに、海外転出届を出すデメリットとしては以下の内容になります。


・マイナンバーの失効
・国民健康保険が使用できなくなる(一時帰国時等に病院にかかれない)
・銀行口座やクレジットカードの開設ができない、銀行によっては口座の維持が認められず解約する必要がある
・NISA等の投資信託の解約義務がある(※19年度の税制改正により、金融機関によっては、もしくは一定要件を満たした人は、手続きを行えば運用を継続して保有できるようになっています。)
※内容に変更、記載漏れ等あるかもしれないので、恐れ入りますが、詳しい内容はご自身での確認をお願い致しますm(_ _)m

海外転出届を出す予定をしていたので、出さないことに決めてから、調べることが多くてすごく大変でした。以下の内容は、私が税金・お金関係で行った体験談になります。


住民税

□その年の住民税(~2025年5月)
9月中旬に退職したため、退職翌月以降の住民税は納税通知書に基づいて自分で納付する必要がありました。ただ、9月下旬に渡航予定だったため、毎月自分で納められないこと、親に依頼する手間も省きたかったので、最終給与から一括徴収してもらうよう会社に依頼しました。

□翌年分の住民税(2025年6月~)
役所に確認したところ、翌年分に関しては6月に納付書が届くとのことでした。ただ、先に口座振替の登録が可能だったため、全期前納できるように予め申請しておきました。

国民健康保険 or 任意継続被保険者制度

私は、「任意継続被保険者制度」を選びました。最初は国保で考えていましたが、任継のことを知り自分で計算した結果、私の給料では両者の支払額に大差がなかったことから任継を選択しました。加入期間は最長2年間ですが、私の場合は留学期間が1年半なので、帰国後は転職先の会社の社会保険に切り替えられたら、と思っています。
手続きの流れとしては、会社に退職後任継にしたいことを報告→退職後20日以内に申請書類の提出(口座振替の申請も同時に行いましたが、切り替わるまで少し時間がかかるようだったので、それまでは同居していた親に振込をお願いしました。)
親の扶養に入るという選択肢もあったのですが、金銭面で親に迷惑をかけたくなかったので、こちらは今回選択肢から外しました。

国民年金

厚生年金から国民年金に切り替える必要があったため、こちらはマイナポータルから行いました。(※退職日の翌日から14日以内に切り替える必要有)
調べている中で免除申請のことを知ったので、退職後一定期間収入がないことを伝えた場合の免除申請について年金事務所に問い合わせたところ、「退職特例」について教えてもらいました。国民年金に切り替わった後に、日本年金機構のホームページより申請書を印刷して記入し、郵送しました。(こちらの申請手続きには、離職票が必要でした。)申請結果は、申請後の約2か月後に実家に届きました。

その他お金関係

複数の銀行口座を持っていましたが、管理をしやすくするために、できるだけ口座を整理してまとめることにしました。留学中の生活費用として使用する口座は別として、①税金関係・NISAの引き落とし用口座 ②日本のクレジットカードの引き落とし用口座、この2つの口座にお金をまとめました。

確定申告

こちらに関しては、2月16日以降に行う必要があるのでまだしていませんが、e-Tax(電子申告)を使用して海外から行う予定をしています。初めての確定申告、しかも海外から・・・ちゃんとできるか、今から不安です(汗



退職日と渡航日が近かったこともあり、渡航の1カ月前は手続き関係で少しバタつきました。こういった手続きについて、私は無知で疎かったため、調べるのに時間がかかりました。とっても大事な部分でもあると思うので、やることや手順を全て書き出し、役所への問い合わせも早めにしておき、直前はTodoリスト通りに進める状態にしておいたのは、我ながら正解だったなと思います。また、私は実家暮らしだったため、渡航後もいざという時に親にお願いすることができるので、かなり恵まれた環境だなと思っています。ただ、なるべく親への負担を減らすために、どうしてもお願いしないといけないことに関しては、予め書き出して説明するようにしておきました。

人によって事情も様々かと思いますし、何を優先するかも異なってくると思うので、正解・不正解がない分難しいですよね。本日の内容は、あくまで私の選択肢ですが、何か参考になることがあれば幸いです^^

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