すまんな娘よ|書く習慣Day16
今日のお題は「あなたの一番大切な人」
一番大切な人はカミさんです
すまんな娘よ。僕の一番大切な人は、カミさんだ。
もちろん娘のことは大好きだし、大切に思っている。というか、正直なところカミさんも娘も同じぐらい大切で、本来順番をつけるものではない。
それでも、一番は誰かと言われたらやっぱりカミさんなのだ。
カミさんはもともと他人
どんなに大事に育てても子供はいつか親離れする。これは避けようのない事実だ。
子供が生まれるまでも長い時間をカミさんと過ごしてきたし、子供が独り立ちした後もカミさんとの時間は続く。
過ごす時間が長いから娘より大切…と書いてしまうが身もふたもないが、そういうもんだと思う。
そして何より、カミさんは本来他人であるという事実もある。
同棲を始めたころは大変だった。食器の洗い方、洗濯や掃除のタイミングや流儀、食事の時間や寝る時間、金の使い方や貯め方など、違うことが多すぎた。
今ではだいぶ「我が家流」がわかってきたが、娘が生まれたことでまた別の価値観の違いが分かったし、これからもそういう場面はたくさんあるだろう。
一方、娘は生まれた時から家族だ。「我が家流」はある程度出来上がっているから、他人との価値観の違いを娘との間で感じることは少ないだろう。
つまるところ、「一緒に暮らす」を実現するのに必要な気遣いも労力も我慢も、娘よりカミさんに費やすことが多い。
だから、「いちばん大切な人」はカミさんなのだ。大切にしないといけない、といってもいいかもしれない。
子供はいずれ独立する
もっと言ってしまえば、別に娘を「我が家流」に染める必要はない。一人暮らしなり結婚生活なりで、いつかは親元を離れるのだから。
社会で生きる人間としての教育は最低限してやるが、そこから先のことは自分で決めてもらえばいい。というか、いつまでも親の言うことを聞いているようでは困る。
言葉にするのは難しいのだが、カミさんを大切にすると娘を大切にするのでは、話が違うのだ。
カミさんを大切にするのは、どちらかが死ぬ日まで一緒に幸せに暮らすため。
娘を大切にするのは、いつか自分一人で生きていけるように育てるという意味合いが強い。
最後に
ちなみに、僕の人生設計ではカミさんよりも長生きする予定だ。
経験したことがないからわからないが、人生の伴侶を亡くすのはおそらくとてもつらいことだ。できればカミさんにはそんな思いをしてほしくない。
まだかなり先の話のつもりだが、健康には気を付けて生きていかねば。
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